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【金相場】28日のNY金相場は、ユーロ高・米ドル安が一服したことや、利益確定の売りに押され3営業日ぶりに小反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1214.40ドル(-1.60ドル)と、横ばい圏ながら小幅に値を落として取引き終了。金相場は前日に約2週間ぶりの高値を付けていた事から、この日はその反動で利益確定の売りが出やすかった。また、トランプ米大統領は27日、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉をめぐり、米国とメキシコの2国間協議が大筋合意に達したと発表。これを受け、中国やカナダ、欧州連合(EU)などとの貿易摩擦解消に向けた協議の進展にも期待が広がる中、ユーロ高・ドル安が一服したほか、株高が進行するなど投資家のリスク選好意欲が強まり金は相場を圧迫された。ただ、1210ドル近辺ではショートカバーによる買い支えが入った事で、下値は限定的となった。
国内の金相場は、横ばい圏ながら小幅安に転じたNY相場を映し、国内でもマイナス圏に転じ3営業日ぶりに反落。買取ベースでは1gあたり4,599円(-35円)と、前日に付けた直近高値(10日相場来)から、値を落とし上値追い一服となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
08/29 4599円 (-35円)
08/28 4634円 (+15円)
08/27 4619円 (+78円)
08/24 4541円 (-12円)
08/23 4553円 (+18円)
08/22 4535円 (+21円)
08/21 4514円 (+1円)
08/20 4513円 (+26円)
08/17 4487円 (+29円)
08/16 4458円 (-179円)
直近10日間の金相場平均価格:4,545円/g
【パラジウム相場】28日のNYパラジウムは、利益確定売りが出やすかったほか、ドル安一服を背景に売られ3営業日ぶりに小反落。中心限月の9月限は1トロイオンス939.40ドル(-2.50ドル)と、小幅ながら値を落として取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが旺盛となった前日相場の流れを引き継ぎ、序盤は堅調な展開となった。また、米・メキシコの貿易合意を受けた楽観論の高まりや、投資家心理の改善から米国株の堅調地合いが継続した事も好材料となり、パラジウムも買いが入り相場は一時950ドル近辺まで値を伸ばし一段高となった。ただ、午後にかけてはドルが反発した事や、他貴金属が軟化した事で、パラジウムも買いが一服。前日には約1ヵ月半(7月12日相場)ぶりの高値を付けていた事もあって利益確定の売りも出やすく、結局マイナスサイドに沈下して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、利益確定売りに押されたNY相場を映して上値追いが一服。買取では1gあたり3,559円(-32円)と、前日の上げ幅を戻し3営業日ぶりに反落しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/29 3559円 (-32円)
08/28 3591円 (+38円)
08/27 3553円 (+92円)
08/24 3461円 (-17円)
08/23 3478円 (+60円)
08/22 3418円 (±0円)
08/21 3418円 (-27円)
08/20 3445円 (+97円)
08/17 3348円 (+184円)
08/16 3164円 (-249円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,444円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:35現在の金相場は1トロイオンス1206.85ドル、パラジウムは938.45ドル、為替は1$111円27銭前後の値動きで推移しております。