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【金相場】週末7日のNY金相場は、8月の米雇用統計が堅調だったことでドル買いが進み相場を圧迫。中心限月の12月限は1トロイオンス1200.40ドル(-3.90ドル)と、3営業日ぶりに反落して取引きを終了。米労働省が朝方発表した8月の雇用統計によると、失業率は3.9%と歴史的な低水準を維持。非農業部門の就業者数の増加幅は前月比で20万人を上回り、平均時給も前年同月比で大幅に伸びるなど堅調となった。これをきっかけに外国為替市場ではドルが対ユーロで急上昇。ドル建てで取引される商品の割高感が強まり、金商品は相場を圧迫された。同時に良好な雇用情勢を裏付ける指標の発表を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを加速させるのではないかとの観測が一段と強まったことも、売り材料となり相場は節目の1200ドルを割り込んで一時1198ドル台までまで下押される展開となった。ただ、売り一巡後は安値拾いによる買い戻しや、米中貿易摩擦への警戒感から安全資産としての金を買う動きも見られ、引けにかけては1200ドル台に再浮上した。
国内の金相場は、週末のNY相場では売り優勢となったものの、為替が円安に傾斜した事から下げを埋めて横ばい。買取では1gあたり4,572円(±0円)と、前日比変わらずとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
09/10 4572円 (±0円)
09/07 4572円 (-30円)
09/06 4602円 (+27円)
09/05 4575円 (-12円)
09/04 4587円 (+1円)
09/03 4586円 (+5円)
08/31 4581円 (-53円)
08/30 4634円 (+35円)
08/29 4599円 (-35円)
08/28 4634円 (+15円)
直近10日間の金相場平均価格:4,594円/g
【パラジウム相場】週末7日のNYパラジウム相場は、ドル高に押されるもテクニカルな買いが入り上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス968.80ドル(+6.70ドル)と続伸し、およそ2ヵ月半ぶり高値を付けていた先月末31日相場水準に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日相場の流れを引き継ぎ序盤より堅調に推移した。その後、発表された8月の米国雇用統計が良好な内容となった事で、外国為替市場ではドル相場が急伸。ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に圧迫されるも、下げ幅は限定的となった。その後、売りが一服した事でテクニカルな買いや、週末を控えた持ち高調整から値を伸ばし、そのまま高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、堅調となった週末のNY相場を映して上昇。買取では1gあたり3,704円(+43円)と、前営業日の下げを戻し、再度3,700円台に浮上しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/10 3704円 (+43円)
09/07 3661円 (-43円)
09/06 3704円 (-17円)
09/05 3721円 (+22円)
09/04 3699円 (-5円)
09/03 3704円 (+32円)
08/31 3672円 (+22円)
08/30 3650円 (+91円)
08/29 3559円 (-32円)
08/28 3591円 (+38円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,667円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1197.60ドル、パラジウムは968.05ドル、為替は1$111円02銭前後の値動きで推移しております。