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2018年09月21日国内金相場は約1ヶ月半ぶりの高値を付けたほか、パラジウムは大台の4,000円台に浮上し8ヶ月ぶりの高値を記録↑

【金相場】20日のNY金相場は、米中の貿易戦争に対する懸念後退や、ドル安を背景に買いが旺盛となり上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1211.30ドル(+3.00ドル)と、プラス圏で取引きを終了。米中間の「貿易戦争」激化への警戒感が後退する中、外国為替市場では対ユーロでドル安が進行。ドル建てで取引される金商品に割安感が生じたことから金は序盤より買いが先行した。一方で、投資家のリスク選好意欲が高まり、欧米株価が上昇。米国株は過去最高値を付けるなど、リスクオンの流れが安全資産としての金買いを抑制し、買い一巡後は上値の重い展開となった。市場は来週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)にも注目。今会合では追加利上げがほぼ確実視されているが、今後の利上げペースに関する手掛かりを得たいとの思惑が広がっている。

国内の金相場は、買い優勢となったNY相場を映して堅調地合いが継続。買取ベースでは1gあたり4,680円(+30円)と、3日続伸。連日で直近高値を抜いて、8月2日相場以来およそ1ヶ月半ぶりの高値となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

09/21  4680円 (+30円)

09/20  4680円 (+13円)

09/19  4637円 (+23円)

09/18  4614円 (-26円)

09/14  4640円 (+12円)

09/13  4628円 (+22円)

09/12  4606円 (+21円)

09/11  4585円 (+13円)

09/10  4572円 (±0円)

09/07  4572円 (-30円)

直近10日間の金相場平均価格:4,618円/g


【パラジウム相場】20日のNYパラジウム相場は、米中の貿易戦争に対する懸念後退や、ドル安・株高を背景に買い地合いが継続し7営業日続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1044.20ドル(+13.40ドル)と、連日で高値を更新し、中心終値では2月26日相場以来およそ7ヶ月ぶりの高値を付けて取引きを終了。米中間の貿易戦争に対する懸念後退を受けて、市場ではリスク選好意欲が向上。この日のパラジウムは、堅調となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤より上昇した。また、外国為替市場ではドル安・ユーロ高に振れたほか、発表された米国経済指標(8月米景気先行指標総合指数、9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数)が、それぞれ良好な内容となった事も好感し上げ幅を拡大。相場は一時1047.50ドルと1月29日以来の高値を付ける場面もあった。その後、この所の過熱感から一部で利益確定売りが出るも、米国株が過去最高値を付けるなど上値追いとなった事で、パラジウムも買いが継続し一段高で取引きを終えた。この日を含めた7日間の上げ幅は+82.40ドル(+7.9%)

国内のパラジウム相場は、堅調地合いが継続したNY相場高を映して3日急伸。買取では1gあたり4,018円(+71円)と、1月30日相場以来およそ8ヶ月ぶりの高値となり、同日ぶりに大台の4,000円台にのせました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

09/21  4018円 (+71円)

09/20  3947円 (+81円)

09/19  3866円 (+124円)

09/18  3742円 (±0円)

09/14  3742円 (+38円)

09/13  3704円 (±0円)

09/12  3704円 (±0円)

09/11  3704円 (±0円)

09/10  3704円 (+43円)

09/07  3661円 (-43円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,779円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金相場は1トロイオンス1210.35ドル、パラジウムは1045.20ドル、為替は1$112円53銭前後の値動きで推移しております。