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【金相場】16日のNY金相場は、もみ合いの展開となる中、ドル安を背景に買いが優り小幅続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1231.00ドル(+0.70ドル)と、横ばいながら小幅に値を伸ばして取引きを終了。この日は外国為替市場でドルが軟化したことを背景に、ドル建てで取引される金商品に割安感が生じたほか、チャート絡みのテクニカルな買いや、ショートカバーも相場を支え序盤より堅調な地合いとなった。また、サウジアラビアの反体制記者の殺害疑惑をめぐり、サウジと西側諸国の対立が深まる中、地政学的リスクに対する警戒感もくすぶっていることも金買いを後押し、相場は一時1235.90ドルまで上げ幅を拡大した。ただ、この日は堅調な米主要企業決算を背景に米株価が大幅反発。投資家らのリスク選好意欲が回復する中、安全資産としての金需要は一服し上値を重くした。
国内の金相場は、小幅ながら買いが優ったNY相場を映して上伸。買取ベースでは1gあたり4,736円(+7円)と、4日続伸し、前日同様7月20日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値を継続しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
10/17 4736円 (+7円)
10/16 4729円 (+15円)
10/15 4714円 (+1円)
10/12 4713円 (+97円)
10/11 4616円 (-18円)
10/10 4634円 (-2円)
10/09 4636円 (-66円)
10/05 4702円 (-18円)
10/04 4720円 (-5円)
10/03 4725円 (+52円)
直近10日間の金相場平均価格:4,693円/g
【パラジウム相場】16日のNYパラジウム相場は、前日の大幅高を受けて利益確定売りが優勢に。中心限月の12月限は1トロイオンス1073.90ドル(-4.30ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル安基調を背景に割安感が意識され、時間外取引きでは買いが先行した。また、欧州株価に続き米国株も大きく反発した事を受け投資家心理が改善。パラジウムも上げ幅を拡大し、一時1083ドル近辺まで買い進められる場面もあった。ただ、前日にはおよそ8ヶ月半ぶり(1月29日相場)の高値を付けるなど一段高となっていた事から、この日は利益を確定する動きも見られ上昇は一服。金が上値を重くした事も材料となり、結局引けにかけてマイナス圏に沈下して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、利確売りに押されたNY相場を映して小幅安に。買取では1gあたり4,126円(-5円)と、横ばい圏ながらマイナス圏に転じ反落しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
10/17 4126円 (-5円)
10/16 4131円 (+54円)
10/15 4077円 (-38円)
10/12 4115円 (+43円)
10/11 4072円 (-59円)
10/10 4131円 (-11円)
10/09 4142円 (+43円)
10/05 4099円 (-27円)
10/04 4126円 (+33円)
10/03 4093円 (-22円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,111円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:15現在の金相場は1トロイオンス1224.65ドル、パラジウムは1072.60ドル、為替は1$112円39銭前後の値動きで推移しております。