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2018年10月22日国内貴金属は軒並み値を上げ上昇↑金は約3ヶ月ぶりの高値となり、パラジウムは3週間ぶりの高値圏へ浮上

【金相場】週末19日のNY金相場は、米株式相場が比較的落ち着いた値動きとなり、週末前に目先の利益確定や持ち高調整を目的とした売りに押され小反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1228.70ドル(-1.40ドル)と、横ばい圏ながら小幅安に転じて取引きを終了。前日に大幅安となった米中の株価は、この日はともに反発したことで、投資家のリスク回避姿勢が後退。安全資産とされる金の相場は徐々に下押し圧力がかかる展開となった。 ただ、イタリアの財政不安や、サウジアラビアをめぐる地政学的リスクなどがくすぶる中、発表された米国経済指標(9月中古住宅販売件数)が市場予想を下回ったこともあり、金商品への売り圧力も限定的だった。

国内の金相場は、週末のNY市場では小幅安に振れるも、プラス圏に反転し4営業日ぶりに上昇。買取ベースでは1gあたり4,751円(+17円)と、ここ最近の高値を抜いて、7月19日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

10/22  4751円 (+17円)

10/19  4734円 (-2円)

10/18  4736円 (±0円)

10/17  4736円 (+7円)

10/16  4729円 (+15円)

10/15  4714円 (+1円)

10/12  4713円 (+97円)

10/11  4616円 (-18円)

10/10  4634円 (-2円)

10/09  4636円 (-66円)

直近10日間の金相場平均価格:4,700円/g


【パラジウム相場】週末19日のNYパラジウム相場は、株式相場の上昇をはやして反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1069.90ドル(+5.20ドル)と、買い優勢となりプラス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、対ユーロのドル安が支援要因となり、割安感から序盤より小高く推移した。また、イタリアの財政懸念がやや後退しているほか、サウジアラビアをめぐる地政学的リスクを背景に、今後原油相場が急騰するのではとの観測や、米国株価の上昇も意識され買いが入りやすかった。その後、ドル安一服や週末を控えた持ち高調整も見られ、やや上げ幅を縮小するも引き続き堅調地合いを維持し、この日はプラス圏で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、週末のNY市場が堅調に推移した事を映して上昇。買取では1gあたり4,142円(+43円)と、4営業日ぶりに値を上げ、月初の1日相場以来およそ3週間ぶりの高値に値戻しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

10/22  4142円 (+43円)

10/19  4099円 (-10円)

10/18  4109円 (-17円)

10/17  4126円 (-5円)

10/16  4131円 (+54円)

10/15  4077円 (-38円)

10/12  4115円 (+43円)

10/11  4072円 (-59円)

10/10  4131円 (-11円)

10/09  4142円 (+43円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,114円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:55現在の金相場は1トロイオンス1230.15ドル、パラジウムは1082.90ドル、為替は1$112円64銭前後の値動きで推移しております。