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【金相場】24日のNY金相場は、ユーロ安・ドル高を背景に相場を圧迫され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1231.10ドル(-5.70ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。ユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値の低下を受けて、外国為替市場ではユーロ安・ドル高が進行。ドル建てで取引される金商品に割高感が生じたことから、時間外取引きより安寄りした。また、前日には約3ヶ月ぶり(7月16日相場以来)の高値を付けた事もあって一部で利益を確定する動きもあった。ただ、イタリア財政不安や主要企業の業績不安などを背景に欧米の主要株価が再び下落。投資家のリスク回避姿勢が強まったため、安全資産とされる金には買い支えも入り、相場の下値は限定的だった。 また、この日は売り買いのきっかけとなる材料が不足気味だったことから、週末の米実質GDP(国内総生産)速報値の発表を控えて、やや様子見ムードも広がったていた。
国内の金相場は、利確売りやドル高に圧迫されたNY相場を映して小反落。買取ベースでは1gあたり4,758円(-7円)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅安に転じ、上値追いが一服となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
10/25 4758円 (-7円)
10/24 4765円 (+20円)
10/23 4745円 (-6円)
10/22 4751円 (+17円)
10/19 4734円 (-2円)
10/18 4736円 (±0円)
10/17 4736円 (+7円)
10/16 4729円 (+15円)
10/15 4714円 (+1円)
10/12 4713円 (+97円)
直近10日間の金相場平均価格:4,724円/g
【パラジウム相場】24日のNYパラジウム相場は、ユーロ安・ドル高に圧迫されたほか、このところの急騰に対する利益確定売りに押され4営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1112.30ドル(-10.50ドル)と、高値一服で取り引き終了。この日発表されたユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値が、低調な内容となった事から、外国為替市場ではユーロ安・ドル高が進行。ドル建てのパラジウムは割高感が意識され、時間外取引きより小安く推移した。また、前日には過去最高値水準の2001年1月相場を上抜き、史上最高値(17年9ヶ月ぶり)を記録するなど価格水準を切り上げた事から、一旦利益を確定する動きもあったほか、イタリア財政不安や欧米株安などを背景に、投資家のリスク回避姿勢が強まったことも意識され、この日は4営業日ぶりにマイナス圏に沈下して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、一代高値を記録した反動から、NY相場が利益確定売りに押されたことを映して、4営業日ぶりにマイナス圏へ。買取では1gあたり4,293円(-76円)と、前日に付けた過去最高値(2001年1月以来17年9ヶ月ぶり)から一服となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
10/25 4293円 (-76円)
10/24 4369円 (+65円)
10/23 4304円 (+162円)
10/22 4142円 (+43円)
10/19 4099円 (-10円)
10/18 4109円 (-17円)
10/17 4126円 (-5円)
10/16 4131円 (+54円)
10/15 4077円 (-38円)
10/12 4115円 (+43円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,177円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:15現在の金相場は1トロイオンス1239.55ドル、パラジウムは1109.35ドル、為替は1$112円10銭前後の値動きで推移しております。