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【金相場】31日のNY金相場は、ドル高に伴う割高感や投資家心理の改善を背景に売り押され3日続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1215.00ドル(-10.30ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。外国為替市場ではドルが対ユーロで上昇したことから、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じ、序盤より小安く推移した。また、米国株が大幅続伸するなど、世界的に株価が持ち直したことで投資家のリスク選好意欲が回復しているほか、ADPリサーチ・インスティテュートが発表した10月の米民間雇用者数は予想を上回り、8カ月ぶりの大幅な伸びを示した事もドル高を加速させ、金への圧迫材料となった。
米中間選挙を11月6日に控えて、共和党が勢いを増しているとの兆候が出てくれば、ドル指数が一段と上昇するとの見方が浮上している。
国内の金相場は、売り優勢となったNY相場を映して続落。買取ベースでは1gあたり4,725円(-29円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
11/01 4725円 (-29円)
10/31 4754円 (-6円)
10/30 4760円 (+12円)
10/29 4748円 (-15円)
10/26 4763円 (+5円)
10/25 4758円 (-7円)
10/24 4765円 (+20円)
10/23 4745円 (-6円)
10/22 4751円 (+17円)
10/19 4734円 (-2円)
直近10日間の金相場平均価格:4,750円/g
【パラジウム相場】31日のNYパラジウム相場は、株高など投資家心理の改善や安値拾いの買いが入り上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1068.50ドル(+13.50ドル)と、6営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日のパラジウムは、前日までの調整地合いを受け、値ごろ感から安値拾いの買いが入り序盤より堅調に推移した。また、アジア株に続き、欧米株価も上昇。世界的に株高となるなど、投資家心理がやや改善した事が好感され、パラジウムも上げ幅を拡大した。途中、予想以上の全米雇用報告を受けドル高が加速した事から、上値を重くする場面も見られたが、引き続き株高が支援材料となり、この日は買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、調整地合いが一服したNY相場を受けてプラス圏に反転。買取では1gあたり4,153円(+6円)と、横ばい圏ながら上昇し6営業日ぶりに反発しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/01 4153円 (+6円)
10/31 4147円 (-33円)
10/30 4180円 (-21円)
10/29 4201円 (-11円)
10/26 4212円 (-81円)
10/25 4293円 (-76円)
10/24 4369円 (+65円)
10/23 4304円 (+162円)
10/22 4142円 (+43円)
10/19 4099円 (-10円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,210円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:10現在の金相場は1トロイオンス1220.25ドル、パラジウムは1071.60ドル、為替は1$112円87銭前後の値動きで推移しております。