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2018年11月22日買いが優ったNY相場を映して、国内貴金属は軒並みプラス圏に反転↑

【金相場】21日のNY金相場は、冴えない内容となった米国経済指標を背景に、ドルの軟化が意識され買い戻しに反転。中心限月の12月限は1トロイオンス1228.00ドル(+6.80ドル)と、7日相場以来およそ2週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日は原油価格が下げ止まり反発したことが好感され、商品相場の先安警戒が後退したほか、発表された米国経済指標(10月耐久財受注速報値や、新規失業保険申請件数)が低調となり冴えない結果となった事から、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースが鈍化するとの見方が一段と強まり買いが優勢になった。また、外国為替市場ではドルがユーロに対して軟化した事や、テクニカルな買い戻し、翌日の感謝祭祝日に伴う持ち高も調整買いも入り、この日はプラス圏で取引きを終えた。

国内の金相場は、買いが優ったNY相場を映して上昇。買取ベースでは1gあたり4,772円(+32円)と、4営業日ぶりに反発。前日までの下げを埋め、9日相場以来およそ2週間ぶりの高値に値戻しました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

11/22  4772円 (+32円)

11/21  4740円 (-3円)

11/20  4743円 (-12円)

11/19  4755円 (-1円)

11/16  4756円 (+16円)

11/15  4740円 (+11円)

11/14  4729円 (+21円)

11/13  4708円 (-46円)

11/12  4754円 (-45円)

11/09  4799円 (+3円)

直近10日間の金相場平均価格:4,750円/g


【パラジウム相場】21日のNYパラジウム相場は、ドル安や値ごろ感が意識され上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1133.20ドル(+7.10ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日は、主要株価の持ち直しや、イタリア財政問題をめぐる進展の動きなどを受けて、ドル買い・ユーロ売りが一服。ドル建てのパラジウムは割安感が意識されたほか、前日までの下落に対する値ごろ感もあって買い戻しが先行した。また、原油相場の上昇や、他貴金属の堅調な動きも支援材料となり、一時1140ドル近辺まで値を伸ばす場面もあった。

国内のパラジウムは、買いが優勢となったNY相場を映して反発。買取では1gあたり4,455円(+38円)と、3営業日ぶりに値を上げプラス圏に転じました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

11/22  4455円 (+38円)

11/21  4417円 (-60円)

11/20  4477円 (-75円)

11/19  4552円 (+75円)

11/16  4477円 (+108円)

11/15  4369円 (+49円)

11/14  4320円 (+70円)

11/13  4250円 (-81円)

11/12  4331円 (-43円)

11/09  4374円 (-5円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,402円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:50現在の金相場は1トロイオンス1229.65ドル、パラジウムは1134.70ドル、為替は1$113円01銭前後の値動きで推移しております。