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【金相場】9日のNY金相場は大幅続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1232.00ドル(+37.10ドル)と、終値では10月22日相場以来およそ1ヶ月半ぶりの高値で取引きを終了。世界経済の先行き不安の高まりからアジア、欧州、米国など世界的に株式相場が下落。投資家の運用リスクを避ける動きが一段と強まった事から、相対的に安全資産とされる金に買いが入り上げ幅を拡大した。また、外為市場では最近のドル高ペースが一服し、主要通貨に対し軟化した事も金には支援材料となり、この日は前日比3.1%高と大幅に値を伸ばし、およそ1ヶ月半ぶりの高値で引けた。
国内の金相場は前日の海外相場高を映して大きく上伸。買取ベースでは1gあたり5,039円(+54円)と3営業日続伸し、連日で直近高値を更新。昨日同様に昨年4月12日相場以来およそ1年8か月ぶりの高値を付け、買取では同日ぶりに大台の5,000円越えとなりました。
《12月現在の金相場の値動き(買取ベース)》
12/10 5039円 (+54円) ※最高値
12/09 4985円 (+18円)
12/08 4967円 (+16円)
12/05 4951円 (-17円)
12/04 4968円 (+73円)
12/03 4895円 (+3円)
12/02 4892円 (+186円)
12/01 4706円 (-115円) ※最安値
12月現在の金平均価格:4,925円/g
【パラジウム相場】9日のNYパラジウム相場は反発。中心限月の3月限は1トロイオンス811.60ドル(+13.80ドル)と、中心終値では月初来高値を上抜き、先月末28日相場以来およそ2週間ぶりの高値で取引きを終了。この日の貴金属市場は、世界同時株安を背景に市場の警戒感が強まるなどリスクオフの動きが台頭した事や、外為市場でドルが売られた事から、貴金属は割安感から総じて買いが優勢の展開となった。パラジウムは序盤、前日相場を引き継ぎ軟調に推移したが、途中金やプラチナが上げ幅を拡大し急騰した事を眺め、パラジウム相場も反転。弱基調を切り返しそのままプラス圏で引けた。この日付けた中心終値では月初来の高値を更新し、先月末相場(11月28日)以来およそ2週間ぶりの高値を更新。上げ幅は前日比1.7%高となった。
国内のパラジウム相場は為替が円高に振れたものの、海外相場がおよそ2週間ぶりの高値に値戻した事を受け反発。買取では1gあたり3,289円と前日比+11円の反発となりました。
《12月現在のパラジウム相場の値動き(買取ベース)》
12/10 3289円 (+11円)
12/09 3278円 (-48円)
12/08 3326円 (+75円) ※最高値
12/05 3251円 (0円)
12/04 3251円 (-11円)
12/03 3262円 (+38円)
12/02 3224円 (0円)
12/01 3224円 (-5円) ※最安値
12月現在のパラジウム平均価格:3,263円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1228.75ドル、パラジウムは812.90ドル、為替は1$119円48銭前後の値動きで推移しております。