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【金相場】6日のNY金相場は、世界的な株安を背景に安全資産としての買いが先行したものの、重要イベントを控えて徐々に様子見ムードが広がり小幅高に。中心限月の2月限は1トロイオンス1243.60ドル(+1.00ドル)と小反発し、中心終値では7月12日相場以来およそ5ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日は世界的な株安連鎖の様相を呈する中、市場ではリスク回避姿勢が強まり、金には逃避買いが先行した。また、オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した11月の全米雇用報告が、市場予想を下回ったことも相場の支援材料となり堅調となった。ただ、5ヶ月ぶりの高値圏にある中で利益確定の売りも出やすく、相場の上値は重かったほか、6日夜に予定されるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長らの講演や、翌7日に発表される米雇用統計を控えて、様子見ムードも広がった。
国内の金相場は、引け後に軟調となったNY相場の値動きを映して反落。買取ベースでは1gあたり4,808円(-10円)と、マイナス圏に転じ反落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
12/07 4808円 (-10円)
12/06 4818円 (+7円)
12/05 4811円 (-1円)
12/04 4812円 (+34円)
12/03 4778円 (+1円)
11/30 4777円 (+2円)
11/29 4775円 (+20円)
11/28 4755円 (-19円)
11/27 4774円 (+13円)
11/26 4761円 (-11円)
直近10日間の金相場平均価格:4,787円/g
【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は、リスク回避の流れや、連日の高値更新による調整から売りが優り急反落。中心限月の3月限は1トロイオンス1141.90ドル(-42.50ドル)と、4営業日ぶりにマイナス圏に転じて取引きを終了。前日まで連日で歴代高値を更新するなど、価格水準を切り上げていた事から、この日は主に利益確定売りが台頭し序盤より軟調となった。また、世界的な株安連鎖の様相を呈する中、市場ではリスク回避姿勢が強まった事も材料視され、この日は売り優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、利確売りが出たNY相場を映して上値追いが一服。買取では1gあたり4,660円(-124円)と、前日まで連日で過去最高値を更新するなど急騰していた反動から、この日は利益確定売りが出て9営業日ぶりに反落しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/07 4660円 (-124円)
12/06 4784円 (+32円)
12/05 4752円 (+86円)
12/04 4666円 (+65円)
12/03 4601円 (+22円)
11/30 4579円 (±0円)
11/29 4579円 (+102円)
11/28 4477円 (+33円)
11/27 4444円 (+92円)
11/26 4352円 (-103円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,589円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:55現在の金相場は1トロイオンス1242.05ドル、パラジウムは1160.20ドル、為替は1$112円69銭前後の値動きで推移しております。