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【金相場】13日のNY金相場は、世界的な株価の持ち直しやドル高を背景に売られ反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1247.40ドル(-2.60ドル)と、小幅ながらマイナス圏に転じて取引きを終了。中国商務省の高峰報道官はこの日、米国との貿易協議に関する作業の進展を報告。米国産大豆の購入を確認したほか、エネルギーや自動車分野でも米産品の輸入を拡大する方針を明らかにした。これを受け、通商問題で対立する米中両国の歩み寄りに期待が高まり、この日は世界的に株価が持ち直した。また、欧州中央銀行(ECB)が、来年のユーロ圏経済の成長率および物価予測を小幅下方修正したことで、外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが進行。対ユーロでのドル高も金には重しとなり、相場は売りが優勢となった。ただ、来週18、19両日の連邦公開市場委員会(FOMC)開催を前に投資家の様子見姿勢も強く、一方的な方向には向かい辛く下値は限定的となった。金商品は金利を生まない資産のため、金融引き締め局面では投資先としての魅力が薄れる傾向にあるが、連邦準備制度理事会(FRB)が今回のFOMC後に示す最新の金利見通しで、来年の利上げ想定回数が減るのではないかとの思惑が相場を支えた。
国内の金相場は、横ばい圏ながら小幅高に振れ上伸。買取ベースでは1gあたり4,857円(+1円)と、横ばい圏ながら小幅上伸し5営業日続伸。前日同様におよそ6ヶ月(6月19日相場)ぶりの高値継続となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
12/14 4857円 (+1円)
12/13 4856円 (+4円)
12/12 4852円 (+11円)
12/11 4841円 (+2円)
12/10 4839円 (+31円)
12/07 4808円 (-10円)
12/06 4818円 (+7円)
12/05 4811円 (-1円)
12/04 4812円 (+34円)
12/03 4778円 (+1円)
直近10日間の金相場平均価格:4,827円/g
【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、このところの高値反動に対する利確売りやドル高に下押され3営業日ぶりに反落。中心限月の3月限は1トロイオンス1190.70ドル(-3.80ドル)と、前日までの連騰が一服し、小幅ながらマイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、買い優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ、時間外取引きでは一代高値の1199ドルまで上伸するなど堅調に推移した。ただ、前日終値では歴代高値を上抜き、史上最高値を更新するなど価格水準を切り上げていたことから利益確定売りが台頭。加えて、欧州中央銀行(ECB)が成長率予想を引き下げ、外国為替市場ではドル高・ユーロ安となったことも材料となり、相場は次第に売り優勢に反転した。
国内のパラジウムは、堅調地合いを維持して5営業日続伸。買取では1gあたり4,898円(+16円)と、連日で過去最高値を記録し、4,900円圏内に浮上する展開となりました。なお、現在急騰しているパラジウムは、およそ16年5ヶ月(2002年7月相場)ぶりに、金を上回る価格で推移しております。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/14 4898円 (+16円)
12/13 4882円 (+65円)
12/12 4817円 (+70円)
12/11 4747円 (+49円)
12/10 4698円 (+38円)
12/07 4660円 (-124円)
12/06 4784円 (+32円)
12/05 4752円 (+86円)
12/04 4666円 (+65円)
12/03 4601円 (+22円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,751円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1245.05ドル、パラジウムは1186.70ドル、為替は1$113円51銭前後の値動きで推移しております。