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【金相場】休場明け26日のNY金相場は、世界的な景気減速懸念がくすぶる中で買いの流れが継続し小幅続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1273.00ドル(+1.20ドル)と、この日も買い優勢で取引きを終了。米政府機関の一部閉鎖に伴う国内経済への影響に対する懸念や、世界的な景気先行き不安が根強く、安全資産とされる金にはこの日も逃避目的の買いが先行した。 ただ、米株式相場の急反発を背景に投資家の過度のリスク回避姿勢が後退する中、前営業日には約6ヶ月ぶりの高値を付けていたことで利益確定売りも台頭。また、昼ごろからは対ユーロでドル高が進行し、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じたため、次第に上げ幅を縮小する展開となった。なお、このペースで行けば、月間ベースでは約2年ぶりの大幅高となる模様。
国内の金相場は、小幅ながら上昇したNY相場や為替要因から堅調に推移し反発。買取ベースでは1gあたり4,848円(+35円)と、3営業日ぶりに値を上げ、14日相場以来およそ2週間ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
12/27 4848円 (+35円)
12/26 4813円 (-9円)
12/25 4822円 (-7円)
12/21 4829円 (+16円)
12/20 4813円 (-17円)
12/19 4830円 (-2円)
12/18 4832円 (+5円)
12/17 4827円 (-30円)
12/14 4857円 (+1円)
12/13 4856円 (+4円)
直近10日間の金相場平均価格:4,833円/g
【パラジウム相場】休場明け26日のNYパラジウム相場は、米国株の急反発や押し目を買われ上伸。中心限月の3月限は1トロイオンス1185.90ドル(+9.80ドル)と、買い優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、堅調となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤より買いが先行した。また、ドル安が進む場面では割安感が意識されたほか、他貴金属の上昇や、米国株が急反発した事で、パラジウムにも買いが入り一時1189ドル超まで上げ幅を拡大した。その後、ドルが買い戻されたことで上値を抑えられるも、引き続き堅調な株式相場が材料となり、そのままプラス圏で取引きを終えた。なお、このペースで行くと、月間ベースでは史上最高値での価格水準となる模様。
国内のパラジウムは、堅調地合いが継続したNY相場を映して大幅続伸。買取では1gあたり4,801円(+108円)と、4,800円台に再浮上し、先週20日相場(約1週間)ぶりの高値となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/27 4801円 (+108円)
12/26 4693円 (+22円)
12/25 4671円 (-119円)
12/21 4790円 (-59円)
12/20 4849円 (+48円)
12/19 4801円 (-64円)
12/18 4865円 (+48円)
12/17 4817円 (-81円)
12/14 4898円 (+16円)
12/13 4882円 (+65円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,807円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:25現在の金相場は1トロイオンス1271.55ドル、パラジウムは1196.75ドル、為替は1$110円88銭前後の値動きで推移しております。