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【金相場】27日のNY金相場は、欧米の株安進行などを背景に相対的に安全資産とされる金への資金シフトが加速し3営業日続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1281.10ドル(+8.10ドル)と、中心終値では6月14日相場以来およそ6ヶ月半ぶりの高値で取引きを終了。前日の記録的な株高を演出した市場の楽観ムードは急速にしぼみ、外国為替市場ではドルがユーロに対して反落。これを受けてドル建ての金商品に割安感が浮上したほか、この日は欧州に続いて午前中には米国でも株式相場が大きく売り込まれる展開となり、金は安全資産としての側面からも買いを集めた。また、米中貿易摩擦への警戒感が意識されたことも金相場への買い材料となり、この日も買い優勢で取引きを終えた。その後、米国株式はプラス圏に急反転しており、引け後の時間外取引では金相場の上げ幅はやや縮小した。
年内の国内金相場の更新は終了。
月間では逃避目的から買いが旺盛となり堅調な展開が継続。高値は14日の4,857円となり、月間平均では6月(約半年)ぶりの高値水準での値動きとなりました。
《月間の金相場価格推移(買取)》
12/27 4848円 (+35円)
12/26 4813円 (-9円)
12/25 4822円 (-7円)
12/21 4829円 (+16円)
12/20 4813円 (-17円)
12/19 4830円 (-2円)
12/18 4832円 (+5円)
12/17 4827円 (-30円)
12/14 4857円 (+1円)
12/13 4856円 (+4円)
12/12 4852円 (+11円)
12/11 4841円 (+2円)
12/10 4839円 (+31円)
12/07 4808円 (-10円)
12/06 4818円 (+7円)
12/05 4811円 (-1円)
12/04 4812円 (+34円)
12/03 4778円 (+1円)
直近10日間の金相場平均価格:4,827円/g
【パラジウム相場】27日のNYパラジウム相場は、ドル安による割安感や供給逼迫への先行き不安を背景に買いが継続。中心限月の3月限は1トロイオンス1194.50ドル(+8.60ドル)と、3営業日続伸し、史上最高値を記録した先週19日相場(約1週間)ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、堅調となった前日までの買い地合いを引き継ぎ、序盤より上昇した。また、外国為替市場ではドル安・ユーロ高が進んだ事で割安感が意識されたほか、金相場の上昇や供給逼迫への先行き不安から上げ幅を拡大し、相場は一時1198.40ドルまで値を伸ばした。その後、米国株が前日の記録的な上げから一転し急反落して始まった事から、やや上値を重くする場面もあったが、引き続き堅調地合いを維持し、そのままプラス圏で取引きを終えた。
年内の国内パラジウム相場の更新は終了。
月間では供給逼迫を背景に一代高値を更新したNY相場高を映し、連日で史上最高値を更新するなど急騰。14日には4,898円を付け、およそ16年5ヶ月(2002年7月相場)ぶりに金相場を上回る価格水準となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/27 4801円 (+108円)
12/26 4693円 (+22円)
12/25 4671円 (-119円)
12/21 4790円 (-59円)
12/20 4849円 (+48円)
12/19 4801円 (-64円)
12/18 4865円 (+48円)
12/17 4817円 (-81円)
12/14 4898円 (+16円)
12/13 4882円 (+65円)
12/12 4817円 (+70円)
12/11 4747円 (+49円)
12/10 4698円 (+38円)
12/07 4660円 (-124円)
12/06 4784円 (+32円)
12/05 4752円 (+86円)
12/04 4666円 (+65円)
12/03 4601円 (+22円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,766円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:15現在の金相場は1トロイオンス1279.10ドル、パラジウムは1199.05ドル、為替は1$110円62銭前後の値動きで推移しております。