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【金相場】9日のNY金相場は、対ユーロでのドル安先行に伴う割安感などを背景に買いが入り反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1292.00ドル(+6.10ドル)と、プラス圏に転じて取引きを終了。この日は為替相場がユーロ高・米ドル安に振れたことや、米政府機関の閉鎖がしばらく続くとの見方が多いことから、金への逃避買いが入り堅調となった。また、原油相場の急伸が金の地合いを支える展開となった。ただし、米中通商協議の進展への期待感や、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を午後に控えて、今後の利上げペースに関する手掛かりを得たいとの思惑が広がっていたため様子見ムードも強かった。
引け後に発表されたFOMC議事要旨(昨年12月18-19日開催分)では、金融市場の動揺や世界経済の減速懸念が強まる中、「将来の適切な利上げ幅とタイミングはより従来より不透明」と、ハト派寄りな発言を示していたことが明らかになったため、発表後には上げ幅を拡大する展開となった。
国内の金相場は、為替が円高に傾斜した事を受けて小幅続落。買取ベースでは1gあたり4,813円(-2円)と、横ばい圏ながらマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
01/10 4813円 (-2円)
01/09 4815円 (-6円)
01/08 4821円 (+24円)
01/07 4797円 (-51円)
12/27 4848円 (+35円)
12/26 4813円 (-9円)
12/25 4822円 (-7円)
12/21 4829円 (+16円)
12/20 4813円 (-17円)
12/19 4830円 (-2円)
直近10日間の金相場平均価格:4,820円/g
【パラジウム相場】9日のNYパラジウム相場は、ドル安の進行や原油高・株高を背景に堅調地合いが継続。中心限月の3月限は1トロイオンス1269.40ドル(+8.00ドル)と、7営業日続伸し、連日で史上最高値を更新して取引きを終了。この日のパラジウムは、急騰し一段高となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤より買いが先行した。また、米中通商協議の進展への期待感や、ドル安の進行、原油高や株高が意識され上げ幅を拡大。相場は一時1283.80ドルを記録するなど、一段と水準を切り上げる展開となった。ただ、買い一巡後はこのところの急速な上昇に伴う過熱感から、利益確定を目的とした売りが出た事で上げ幅をやや縮小する展開となった。値を伸ばした7日間の上げ幅は+64.80ドル(+6.7%)
国内のパラジウムは、NY相場では一代高値を再更新し上値追いとなったものの、時間外取引の下げや円高要因から圧迫され反落。買取では1gあたり4,925円(-38円)と、6営業日ぶりに値を落とし、連日の高値記録更新が一服となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/10 4925円 (-38円)
01/09 4963円 (+103円)
01/08 4860円 (±0円)
01/07 4860円 (+59円)
12/27 4801円 (+108円)
12/26 4693円 (+22円)
12/25 4671円 (-119円)
12/21 4790円 (-59円)
12/20 4849円 (+48円)
12/19 4801円 (-64円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,821円/g
13:40現在の金相場は1トロイオンス1297.10ドル、パラジウムは1269.70ドル、為替は1$107円95銭前後の値動きで推移しております。