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【金相場】先週末12日のNY金相場は続落。中心限月の2月限は1トロイオンス1222.50ドル(-3.10ドル)と、3営業日続落して今週の取引きを終了。この日の金相場は売り買いまちまちの展開で推移。序盤は買いが先行したが、この日発表された米ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は93.8と、前月の88.8から上昇。また、市場予想の89.5も上回り、堅調な内容となった事から外為市場でドルが上昇。ドル建ての金は割高感から相対的に売りが優勢となった。米の経済成長が勢いを増す中、安全資産としての金買い需要が後退した事や、原油相場が一段安を付けるなど値を崩している事も材料視され、一時1220ドルを割り込む場面もあったが、依然として世界経済の先行き不安や、週末を前にした持ち高調整的な買いに相場を支えられ、結局終値では前日比3.10ドル安(-0.25%)と、下げ幅は小幅となった。
先週末(12日)のNY金相場は、前週末(5日)終値比 1トロイオンス+32.10ドル(+2.6%)と、2週連続プラスで越週となりました。(2週の上げ幅47.0ドル:+3.85%)
5営業日(8日~12日) の金平均価格は1トロイオンス1220.88ドルと、前週平均比(1日~5日 :1204.86ドル)では、+16.02ドル(+1.3%)。 5営業日の値動きは以下の通り。
《NY金相場 先週の値動き(8日~12日)》
12/08 1194.90ドル (+4.50ドル)
12/09 1232.00ドル (+37.10ドル)
12/10 1229.40ドル (-2.60ドル)
12/11 1225.60ドル (-3.80ドル)
12/12 1222.50ドル (-3.10ドル)
※前週末比:1トロイオンス+32.10ドル(+2.6%)
(5営業日の金平均価格:1トロイオンス1220.88ドル)
国内金相場は前週末の海外相場安を映して反落。買取ベースでは1gあたり4,962円と、前営業日-45円とマイナスに転じました。
【パラジウム相場】先週末12日のNYパラジウム相場は小幅ながら続落。中心限月の3月限は816.55ドル(-3.05ドル)と全体的に薄商いの中、3営業日続落して取引きを終了。この日は原油相場が下げ幅を拡大した事や、米の経済指標が良好な内容となった事からドル高に押され、貴金属相場は総じて軟調に推移。パラジウムはこの日発表された欧州・中国の鉱工業生産指数が鈍化した事から序盤より軟調に推移。途中、ドルが下げに転じた事から持ち直される場面もあったが、原油相場が一段安を付けるなど弱基調で推移した事や、米株式相場が急落した事も不安視され、そのままマイナス圏で週末の取引きを終えた。パラジウム3月限の値動きは、安値811.50ドル、高値820.35ドル、終値816.55ドル。
先週(8日~12日)のNYパラジウム相場は、売り買いまちまちの展開で推移するも、8日相場を除いて800ドルを維持。週末終値(12日:816.55ドル)では、前週末終値(5日:802.70ドル)に対して1トロイオンス+13.85ドル(+1.7%)と、プラスで越週となりました。また、5営業日のパラジウム平均価格は1トロイオンス813.39ドルと、前週平均802.85ドルに対して+10.54ドル(+1.3%)となり、週間の値動きは以下の通り。
《NYパラジウム相場 先週の値動き(8日~12日)》
12/08 797.80ドル (-4.90ドル)
12/09 811.60ドル (+13.80ドル)
12/10 821.40ドル (+9.80ドル)
12/11 819.60ドル (-1.80ドル)
12/12 816.55ドル (-3.05ドル)
※前週末比:1トロイオンス+13.85ドル(+1.7%)
(5営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス813.39ドル)
国内のパラジウム相場は反落。買取では1gあたり3,272円(-38円)と、前営業日の上げ幅を値戻し反落となりました。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1218.15ドル、パラジウムは814.90ドル、為替は1$118円57銭前後の値動きで推移しております。