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【金相場】6日のNY金相場は、ドル高・ユーロ安を背景に売りが優勢となり続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1314.40ドル(-4.80ドル)と、4営業日続落して取引きを終了。中国の春節(旧正月)に伴うアジア市場の休場を受け、この日も全般的に薄商いとなる中、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行した事による割高感が意識され、金商品は序盤より安寄りした。また、前週に約9カ月ぶりの高値を付けるなど一段高となっていた事も意識され、反動で持ち高調整の売りも出やすかったほか、トランプ米大統領が5日夜に行った一般教書演説で、対中貿易協議の進展について語らなかったことも、安全資産とされる金を手じまう流れとなったもよう。ただ一方で、世界経済をめぐる先行き不透明感が依然として支えとなり、相場の下値も限定的だった。
国内の金相場は、売り優勢となったNY相場を映してマイナス圏へ。買取ベースでは1gあたり4,930円(-30円)と、9営業日ぶりに値を下げ、前日までの約8ヶ月半(昨年5月15日相場)ぶりの高値から一服となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
02/07 4930円 (-30円)
02/06 4960円 (+9円)
02/05 4951円 (±0円)
02/04 4951円 (+10円)
02/01 4941円 (+9円)
01/31 4932円 (+12円)
01/30 4920円 (+29円)
01/29 4891円 (+5円)
01/28 4886円 (+50円)
01/25 4836円 (-1円)
直近10日間の金相場平均価格:4,920円/g
【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は、ドル高が進行するもテクニカル要因や押し目を買われ4営業日続伸。中心限月の3月限は1トロイオンス1351.60ドル(+10.40ドル)と、先月17日に付けた歴代高値(1348.20ドル)を抜いて、史上最高値を更新して取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ、序盤より堅調に推移し上昇した。また、引き続き供給逼迫への先行き不安が意識されたことや、テクニカルな買いが入って上げ幅を拡大。1350ドル台を突破すると、取引き時間内では一時1356ドルまで買われ一段高となった。その後、ドル高の進行や、一部で利確売りが出た事で上値を抑えられるも、引き続き堅調地合いを維持し、終値では歴代高値を更新して取引きを終えた。
連騰した4日間の上げ幅は+51.70ドル(+3.8%)。現在価格が逆転している金との価格差は+37.20ドル(パラジウム高)となった。
国内のパラジウムは、NY市場では歴代高値を抜いて史上最高値を記録するも、未明に進んだ円高要因から国内ではマイナス圏に沈下し反落。買取では1gあたり5,200円(-11円)と、4営業日ぶりに値を落とし、上値追いが一服となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/07 5200円 (-11円)
02/06 5211円 (+38円)
02/05 5173円 (+70円)
02/04 5103円 (+49円)
02/01 5054円 (-38円)
01/31 5092円 (+43円)
01/30 5049円 (+49円)
01/29 5000円 (-92円)
01/28 5006円 (+86円)
01/25 5006円 (-86円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,098円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:50現在の金相場は1トロイオンス1309.45ドル、パラジウムは1353.05ドル、為替は1$109円87銭前後の値動きで推移しております。