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【金相場】12日のNY金相場は、売り買いが交錯し横ばい圏での値動きに。中心限月の4月限は1トロイオンス1314.00ドル(+2.10ドル)と、小幅ながらプラス圏に転じて取引きを終了。米中両政府は11日から北京で次官級貿易協議を開始。この日は14-15両日に予定される閣僚級会合のため、米国のライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン財務長官が北京入りしたとの報が伝わり、3月1日交渉期限を控えて協議進展への期待が広がった。また米議会与野党は11日、トランプ大統領が不法移民対策として主張するメキシコ国境の壁建設予算をめぐる交渉で原則合意。15日が期限の暫定予算失効による政府機関の一部閉鎖回避に向け、議会レベルで道筋がついた形となった。米中貿易協議進展への期待や、政府機関の再閉鎖は回避されるとの見方が広がった事を受け、投資家のリスク選好意欲が回復。米株価が大幅上伸する中、安全資産とされる金には下押し圧力がかかり、朝方までの上げ幅を削る展開となった。一方、外国為替市場ではドル高・ユーロ安の流れが一服。ドル建てで取引される金商品の割高感が後退したことから、下値では買い支えの動きも見られ、結局プラス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、横ばい圏ながら買い優勢となったNY相場を映して3日上伸。買取ベースでは1gあたり4,964円(+12円)と、昨年5月14日相場以来およそ9ヵ月ぶりの高値を更新しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
02/13 4964円 (+12円)
02/12 4952円 (+18円)
02/08 4934円 (+4円)
02/07 4930円 (-30円)
02/06 4960円 (+9円)
02/05 4951円 (±0円)
02/04 4951円 (+10円)
02/01 4941円 (+9円)
01/31 4932円 (+12円)
01/30 4920円 (+29円)
直近10日間の金相場平均価格:4,944円/g
【パラジウム相場】12日のNYパラジウム相場は、米中貿易協議進展への期待や、政府機関の再閉鎖は回避されるとの見方が好材料となり上げ幅を拡大。中心限月の4月限は1トロイオンス1375.40ドル(+18.60ドル)と、8日に付けた歴代高値(1371.20ドル)を上抜いて、史上最高値を更新して取引きを終了。ドル高や利益確定の売りに押された前日相場の反動から、この日は序盤より買い戻しが先行し堅調に推移した。また、米中貿易協議進展への期待や政府機関の再閉鎖は回避されるとの見方が広がり、アジア、欧州株が上昇、米国株式も強い動きを見せるなど、投資家心理が改善したことが好感され、上げ幅を拡大したパラジウムは一時1380ドル近辺まで急騰する場面もあった。その後、一部で利確売りが出るも、ドル高の一服や引き続き堅調な株式市場が意識され、結局終値では過去最高値を記録して取引きを終えた。現在価格が逆転している金との価格差は+61.40ドル(パラジウム高)となった。
国内のパラジウムは、一代高値を更新したNY相場を映して3連騰と上げ幅を拡大。買取では1gあたり5,324円(+70円)と、先月18日に付けた歴代高値を上抜いて、史上最高値を記録しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/13 5324円 (+70円)
02/12 5254円 (+16円)
02/08 5238円 (+38円)
02/07 5200円 (-11円)
02/06 5211円 (+38円)
02/05 5173円 (+70円)
02/04 5103円 (+49円)
02/01 5054円 (-38円)
01/31 5092円 (+43円)
01/30 5049円 (+49円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,170円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:55現在の金相場は1トロイオンス1315.40ドル、パラジウムは1381.55ドル、為替は1$110円60銭前後の値動きで推移しております。