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【金相場】21日のNY金相場は、このところの高値推移による利益確定売りが出て4営業日反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1327.80ドル(-20.10ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。金相場は前日まで3営業日続伸し、約10カ月ぶりの高値水準で推移していた反動から、この日は利益確定を目的とした売りが先行。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が前日引け後に発表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて、年内における米追加利上げの可能性は残されていることや、ユーロが上げ渋っていることが相場の圧迫材料となり、この日はマイナス圏で取引きを終えた。FOMC要旨では複数の参加者が「(景気が想定通りであれば)年内の利上げが適切」との見方を示していたことが判明した。一方、この日発表された米経済指標は大半がさえない内容だったが、市場への影響は限定的だった。
国内の金相場は、このところの高値反動からNY相場がマイナス圏に転じた事を映して反落。買取ベースでは1gあたり5,030円(-61円)と、7日相場(10営業日)ぶりに反落し、前日に付けたおよそ1年1ヶ月(昨年1月25日相場)ぶりの高値から一服しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
02/22 5030円 (-61円)
02/21 5091円 (+9円)
02/20 5082円 (+56円)
02/19 5026円 (+18円)
02/18 5008円 (+31円)
02/15 4977円 (±0円)
02/14 4977円 (+13円)
02/13 4964円 (+12円)
02/12 4952円 (+18円)
02/08 4934円 (+4円)
直近10日間の金相場平均価格:5,004円/g
【パラジウム相場】21日のNYパラジウム相場は、このところの急騰に対する利確売りや、他貴金属の軟調さを眺めて連騰が一服。中心限月の3月限は1トロイオンス1445.10ドル(-17.00ドル)と、5営業日ぶりに反落して取引きを終了。前日までの4日間でパラジウムは90ドル近く上昇し、連日で史上最高値を更新するなど急騰していた反動から、この日は概ね利益確定を目的とした売りが台頭した。また、前日引け後に公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、年内の追加利上げ観測が意識された事や、ドル高・ユーロ安の進行、米国株や他貴金属の軟調な動きを受けてパラジウムも相場を圧迫され、この日は5営業日ぶりにマイナス圏に転じて取引きを終えた。
国内のパラジウムは、利確売りに押されたNY相場を映して反落。買取では1gあたり5,627円(-81円)と、金同様に7日相場(10営業日)ぶりに反落し、高値記録更新が一服となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/22 5627円 (-81円)
02/21 5708円 (+65円)
02/20 5643円 (+97円)
02/19 5546円 (+124円)
02/18 5373円 (+49円)
02/15 5373円 (+49円)
02/14 5324円 (±0円)
02/13 5324円 (+70円)
02/12 5254円 (+16円)
02/08 5238円 (+38円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,446円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:35現在の金相場は1トロイオンス1329.25ドル、パラジウムは1449.70ドル、為替は1$110円75銭前後の値動きで推移しております。