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【金相場】26日のNY金相場は、強弱まちまちな米経済指標の発表などを背景に横ばい圏での値動きに。中心限月の4月限は1トロイオンス1328.50ドル(-1.00ドル)と、小幅ながらマイナス圏で推移して取引を終了。朝方発表された12月の住宅着工件数が予想を大きく下回った一方、2月の消費者景気信頼感指数は前月の改定値から上昇し、市場予想も上回る結果となった。これら強弱まちまちな経済指標を受けて、金相場はおおむね前日終値付近で小動きな展開となった。ただ、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長はこの日の上院銀行委員会で証言、経済情勢を「忍耐強く」見極める方針を確認し、当面は利上げ停止が適切との認識を改めて示唆。パウエル氏の発言は金利を生まない資産である金にとっては下支え材料となり、引け後に相場は上昇に転じた。
国内の金相場は、小幅安となったNY相場を映してマイナス圏に反転。買取ベースでは1gあたり5,046円(-15円)と、3営業日ぶりに値を下げ反落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
02/27 5046円 (-15円)
02/26 5061円 (+5円)
02/25 5056円 (+26円)
02/22 5030円 (-61円)
02/21 5091円 (+9円)
02/20 5082円 (+56円)
02/19 5026円 (+18円)
02/18 5008円 (+31円)
02/15 4977円 (±0円)
02/14 4977円 (+13円)
直近10日間の金相場平均価格:5,035円/g
【パラジウム相場】26日のNYパラジウム相場は、供給逼迫への警戒感からこの日も買い進められ急伸。中心限月の3月限は1トロイオンス1523.50ドル(+27.00ドル)と、3営業日連日で2ケタ高となり、この日も過去最高値を更新して取引を終了。前日まで大幅高となり連日で史上最高値を記録するなど急騰していたことから、一部で利益確定売りが出たほか、強弱まちまちとなった米国経済指標を受けて、ドルの値動きを眺めた売りに押され序盤は相場を圧迫された。ただ、売りが一巡すると買い戻しが旺盛となり相場は反転。南アフリカの鉱山ストライキ通知から供給不安が強まった事や、ドル安が意識され一時1525.80ドルまで上げ幅を拡大した。その後、米国株の反落を受けて上値追いも一服したが、この日も終値では歴代高値を再更新して取引を終えた。
供給逼迫への警戒感から、数週間にわたって大きく上昇しているパラジウムは、年初来では本日までに+326.30ドル(+21.4%)となり、金との価格差は195ドル(パラジウム高)と過去最大となった。
国内のパラジウムは、上値追いの展開となったNY相場を映して上げ幅を拡大。買取では1gあたり5,951円(+33円)と、3営業日続伸し、連日で過去最高値を更新。6,000円圏内に浮上するなど価格水準を一段切り上げております。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/27 5951円 (+33円)
02/26 5918円 (+189円)
02/25 5729円 (+102円)
02/22 5627円 (-81円)
02/21 5708円 (+65円)
02/20 5643円 (+97円)
02/19 5546円 (+124円)
02/18 5373円 (+49円)
02/15 5373円 (+49円)
02/14 5324円 (±0円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,624円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:35現在の金相場は1トロイオンス1331.85ドル、パラジウムは1522.70ドル、為替は1$110円59銭前後の値動きで推移しております。