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18日のNY金相場は続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1194.80ドル(+0.30ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に値を上げて取引きを終了。この日は、前日取引き後に発表された米のFOMC声明や、FRBイエレン議長の会見を受け金は一時的に売り込まれたが、その後徐々に買い戻され下げ幅を縮小。途中、スイス国立銀行(中央銀行)が、同国通貨フランの上昇阻止を狙い、マイナス金利の導入を発表した事をきっかけに買いが加速。寄り付き前の電子取引では一時1213.90ドルまで上昇するなど直近高値を付けた。しかし、その後は米株式相場が上昇した事や、外為市場ではドル買いが進んだ事から相対的に金は相場を圧迫。また、原油相場が下げに転じた事も材料視され上げ幅を消化し、結局この日も前日同様に小幅高で取引きを終えた。
国内の金相場は小高く推移した海外相場や、為替が円安に振れた事を映して続伸。買取ベースでは1gあたり4,904円(+34円)と堅調に値を伸ばし、週初め15日相場ぶりに4,900円台へ回復しました。
今週5営業日の金相場は、値を上げた日が2日(18日・19日)、下げた日は3日(15日・16日・17日)となっており、売り買いまちまちの値動きで推移。週前半は原油相場の一段安への警戒や、米のFOMCを前に早期利上げ観測が強まった事を受けて海外相場が軟調に推移。また、外為市場では為替が円高に振れた事もあり、国内相場は3連日安で推移し、最近の上昇相場が一服。17日には1日相場以来およそ2週間ぶりの安値へ値戻すなど調整されましたが、昨日18日は海外相場が小幅ながらプラスに転じた事や、為替が円安に振れた事もあり国内相場は反発。本日も海外相場高や、円安要因から国内相場は続伸し、買取では4,900円台へ価格をのせるなど最近の安値から持ち直しました。
週間では最高値:4,962円(15日相場)、最安値:4,826円(17日相場)、平均価格は4881.4円/gとなっており、前週5営業日平均(8日~12日:4993.2円)に対し1gあたり-111.8円と、6週ぶりに前週平均比マイナスとなりました。
≪今週5営業日の金相場価格推移(買取ベース)≫
12/19 4904円 (+34円)
12/18 4870円 (+44円)
12/17 4826円 (-19円) ※最安値
12/16 4845円 (-117円)
12/15 4962円 (-45円) ※最高値
5営業日の金平均価格:4881.4円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1199.05ドル、為替は1$118円99銭前後の値動きで推移しております。