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【金相場】週明け4日のNY金相場は、米中通商合意への楽観が強まったほか、ドル高による割高感が意識され相場を圧迫。中心限月の4月限は1トロイオンス1287.50ドル(-11.70ドル)と、6営業日続落して取引きを終了。外国為替市場ではこの日、ドル高・ユーロ安が進行し、ドル建てで取引される金は割高感から売りが先行した。また、米メディアは3日、米中両国が貿易協議で合意に至れば、互いの輸入品に昨年発動した制裁・報復関税の一部撤回を検討していると報道。米中貿易交渉が近くまとまるのではないかとの期待が広がる中、安全資産としての金の魅力は低下し軟調となった。その後、続伸して始まったダウが米経済指標の悪化をきっかけに下落に転じた事で、やや買い戻される場面もあったが、積極的な買いにはつながらず、結局売り優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、ドル高に圧迫されたNY相場を映して続落。買取ベースでは1gあたり4,951円(-33円)と、値を落としマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
03/05 4951円 (-33円)
03/03 4984円 (-45円)
03/01 5029円 (+1円)
02/28 5028円 (-18円)
02/27 5046円 (-15円)
02/26 5061円 (+5円)
02/25 5056円 (+26円)
02/22 5030円 (-61円)
02/21 5091円 (+9円)
02/20 5082円 (+56円)
直近10日間の金相場平均価格:5,036円/g
【パラジウム相場】週明け4日のNYパラジウム相場は、ドル高による割高感や株安などが意識されマイナス圏に反転。中心限月の6月限は1トロイオンス1485.10ドル(-21.00ドル)と、3営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、買い優勢となった前日までの流れを引き継ぎ、序盤は小高く推移した。その後、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進んだことから割高感が意識され相場を圧迫。このところの高値推移に対する利益確定売りも出やすかったほか、他貴金属の軟調さや米国株が下げに転じた事も意識され、この日は3営業日ぶりに反落して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、利確売りに押されたNY相場を映してマイナス圏へ反落。買取では1gあたり5,902円(-81円)と、3営業日ぶりに値を下げ、前日に記録した過去最高値から後退し上値追い一服となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/05 5902円 (-81円)
03/04 5983円 (+59円)
03/01 5924円 (+65円)
02/28 5859円 (-92円)
02/27 5951円 (+33円)
02/26 5918円 (+189円)
02/25 5729円 (+102円)
02/22 5627円 (-81円)
02/21 5708円 (+65円)
02/20 5643円 (+97円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,824円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:35現在の金相場は1トロイオンス1291.55ドル、パラジウムは1495.20ドル、為替は1$111円88銭前後の値動きで推移しております。