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【金相場】26日のNY金相場は、リスク選好意欲の高まりや、ドル高・ユーロ安に伴う割高感などに圧迫され4営業日ぶりに反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1315.00ドル(-7.60ドル)と、マイナスサイドに転じて取引きを終了。この日の外国為替市場では、早朝からドル高・ユーロ安が進行。ドル建てで取引される金の割高感につながり、序盤より安寄りした。また、世界の主要株価がほぼ全面高となる中、足元でリスク回避目的の資金が向かっていた金にはいったん利益確定の動きが出る格好となった。一方、この日発表された2月の住宅着工件数は市場予想を大きく下回ったほか、3月の消費者景気信頼感指数も前月・市場予想もそれぞれ下回るなど、経済指標が低調な結果となった事を受けて、ドル高が一服する場面ではやや買い戻される場面もあったが、上値は重い展開となった。
国内の金相場は、利確売りに押されたNY相場を映して小反落。買取ベースでは1gあたり5,006円(-1円)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に値を落とし、マイナス圏に転じました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
03/27 5006円 (-1円)
03/26 5007円 (+37円)
03/25 4970円 (-19円)
03/22 4989円 (-27円)
03/20 5016円 (+13円)
03/19 5003円 (+10円)
03/18 4993円 (+10円)
03/15 4983円 (-29円)
03/14 5012円 (+23円)
03/13 4989円 (+28円)
直近10日間の金相場平均価格:4,997円/g
【パラジウム相場】26日のNYパラジウム相場は、ドル高の進行や軟調な他貴金属を眺めて反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1515.90ドル(-27.50ドル)と、マイナスサイドに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル高・ユーロ安の進行から割高感が意識され、序盤より小安く推移した。また、米自動車販売の減少見通しも圧迫要因となったほか、他貴金属相場の下げも意識され軟調となった。一方、世界の主要株価がほぼ全面高となるなど、投資家の過度なリスク回避姿勢が後退した事で、やや買い戻される場面もあったが、ドル高継続や持ち高調整売りに下押され、結局この日は売り優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、売るに転じたNY相場を映して反落。買取では1gあたり5,870円(-81円)と、前日の上げをやや戻し、本日はマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/27 5870円 (-81円)
03/26 5951円 (+92円)
03/25 5859円 (-200円)
03/22 6059円 (-38円)
03/20 6097円 (+71円)
03/19 6026円 (+91円)
03/18 5935円 (-27円)
03/15 5962円 (+38円)
03/14 5924円 (+27円)
03/13 5897円 (±0円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,958円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1322.75ドル、パラジウムは1519.60ドル、為替は1$110円48銭前後の値動きで推移しております。