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【金相場】週明け1日のNY金相場は、リスク選好意欲の高まりを背景に売りが優り小反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1294.20ドル(-4.30ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日は時間外取引では買いが先行し小高く推移した。一方、発表された米国の3月ISM製造業総合景況指数が市場予想を上回った事から、外国為替市場ではドル買いが進行。ドル建ての金商品は割高感から相場を圧迫されたほか、米中貿易協議は進展しているとの見方が広がったことで、市場では楽観的ムードが広がり、安全資産としての金買いは乏しい展開となった。その後、売り一巡後はやや買い戻される場面もあったが、株高が意識され上値は重かった。
国内の金相場は、週明けのNY相場では小幅安で引けるも、為替が円安に振れた事からプラス圏で推移し上伸。買取ベースでは1gあたり4,938円(+6円)と、横ばいながら値を上げ続伸しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
04/02 4938円 (+6円)
04/01 4932円 (+20円)
03/29 4912円 (-58円)
03/28 4970円 (-36円)
03/27 5006円 (-1円)
03/26 5007円 (+37円)
03/25 4970円 (-19円)
03/22 4989円 (-27円)
03/20 5016円 (+13円)
03/19 5003円 (+10円)
直近10日間の金相場平均価格:4,974円/g
【パラジウム相場】週明け1日のNYパラジウム相場は、株高などリスク選好意欲の高まりや、テクニカル要因の買いから大幅続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1391.80ドル(+50.00ドル)と、上げ幅を拡大して取引きを終了。この日は前週末相場同様に、このところの下落反動から買い戻しが入り序盤より買いが先行した。また、米サプライ管理協会(ISM)の3月の製造業景況指数が市場予想を上回った事で、投資家心理が改善。株高などリスク選好意欲の高まりや、米中貿易協議への楽観的見方も買い材料となり、一時1395ドルまで上げ幅を拡大した。その後、ドル高を受けて上値をやや縮小するも、堅調地合いを維持し高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、前週末同様に大幅高となった週明けのNY相場を映して急伸。買取では1gあたり5,465円(+162円)と、最近の安値圏から切り返し、先週27日相場(約1週間)ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/02 5465円 (+162円)
04/01 5303円 (+114円)
03/29 5189円 (-314円)
03/28 5503円 (-367円)
03/27 5870円 (-81円)
03/26 5951円 (+92円)
03/25 5859円 (-200円)
03/22 6059円 (-38円)
03/20 6097円 (+71円)
03/19 6026円 (+91円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,732円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1290.55ドル、パラジウムは1392.20ドル、為替は1$111円36銭前後の値動きで推移しております。