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【金相場】3日のNY金相場は、全体的に動意に乏しく小動きな展開となるも、リスク回避姿勢の緩和を受けて売り押され小反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1295.30ドル(-0.10ドル)と、横ばい圏ながらマイナス圏に転じて取引を終了。外国為替市場では、対ユーロでドル安が進行。ドル建てで取引される金商品に割安感が生じたことから、買いが先行し小高く推移した。一方で、米中両政府は閣僚級の貿易協議を3日から再開。貿易摩擦の緩和に向けた交渉の進展に期待が広がった事や、英の欧州連合(EU)離脱の不透明感が和らいだことで、安全資産としての金には圧迫材料となった。ただ、この日は週末5日に発表される3月の米雇用統計を控えて様子見ムードも広がり、相場の値動きは限定的だった。なお、この日発表された3月米ADP雇用統計は前月比+12.9万人で雇用者増加数は市場予想を下回る結果だった。
国内の金相場は、堅調地合いを維持し4日続伸。買取ベースでは1gあたり4,962円(+14円)と、月初来高値を抜いて、前日相場同様に先月28日相場(約1週間)ぶりの高値となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
04/04 4962円 (+14円)
04/03 4948円 (+10円)
04/02 4938円 (+6円)
04/01 4932円 (+20円)
03/29 4912円 (-58円)
03/28 4970円 (-36円)
03/27 5006円 (-1円)
03/26 5007円 (+37円)
03/25 4970円 (-19円)
03/22 4989円 (-27円)
直近10日間の金相場平均価格:4,963円/g
【パラジウム相場】3日のNYパラジウム相場は、ユーロ高一服や利益確定売りに押され4営業日ぶりに反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1378.10ドル(-22.20ドル)と、マイナス圏に転じて取引を終了。時間外取引ではドル安の進行や押し目買いが入り、一時1413ドルまで上昇するなど上げ幅を拡大していた。しかし、通常取引きに入ると、前週末から買いが進み上伸していたことから、目先の利益を確定する動きが活発化。また、外国為替市場ではユーロ高が一服しドルが買い戻された事や、米国株が下げに転じる場面ではパラジウムも売り押され、結局この日は売り優勢で取引を終えた。
国内のパラジウムは、利確売りに押されたNY相場を映して反落。買取では1gあたり5,395円(-75円)と、4営業日ぶりにマイナス圏に転じ、反落となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/04 5395円 (-75円)
04/03 5470円 (+5円)
04/02 5465円 (+162円)
04/01 5303円 (+114円)
03/29 5189円 (-314円)
03/28 5503円 (-367円)
03/27 5870円 (-81円)
03/26 5951円 (+92円)
03/25 5859円 (-200円)
03/22 6059円 (-38円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,606円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1295.80ドル、パラジウムは1383.55ドル、為替は1$111円45銭前後の値動きで推移しております。