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【金相場】週末5日のNY金相場は、米雇用統計が強弱まちまちの内容となったことを受けて売り買いが交錯。中心限月の6月限は1トロイオンス1295.60ドル(+1.30ドル)と、横ばい圏ながら小幅高で推移し、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。米労働省が朝方発表した3月の雇用統計によると、景気動向を示す非農業部門の就業者数は前月比19万6000人増加。伸びが大幅に鈍化した前月から急回復し、市場予想も上回る堅調な結果となった。これを受けて、外国為替市場ではドル買いが進む中、金には売り圧力がかかり相場は一時1288ドル台まで下落した。ただ、売り一巡後は買い戻しが活発化。製造業就業者数の伸びがマイナスとなった上、物価上昇の先行指標として注目される平均時給の伸びが前年同月比で鈍化したことから、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ休止方針に当面変更がないとの見方が拡大。加えて、トランプ米大統領がFRBに対し利下げと量的金融緩和の要望を出し、今後は米国金融政策が緩和方向に向かうとの見方が買い材料となり、相場は次第にプラス圏に反転した。
国内の金相場は、横ばい圏での値動きに。買取ベースでは1gあたり4,975円(-1円)と、小幅ながら値を下げ6営業日ぶりに反落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
04/08 4975円 (-1円)
04/05 4976円 (+14円)
04/04 4962円 (+14円)
04/03 4948円 (+10円)
04/02 4938円 (+6円)
04/01 4932円 (+20円)
03/29 4912円 (-58円)
03/28 4970円 (-36円)
03/27 5006円 (-1円)
03/26 5007円 (+37円)
直近10日間の金相場平均価格:4,963円/g
【パラジウム相場】週末5日のNYパラジウム相場は、このところの売り過剰感から安値拾いが入り上昇。中心限月の6月限は1トロイオンス1345.90ドル(+13.60ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。時間外取引きでは前日までの軟調地合いを継続し安寄りした。また、米国の3月雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが、ネガティブサプライズとなった前月2月から予想以上に改善。リセッションへの懸念が緩和した事で、外国為替市場ではドル高となった事も圧迫材料となり売りが進行した。ただその後は、前2日間の相場が軟調となったことを受け安値拾いが入ったほか、賃金の伸びの鈍化からドル高一服となった事や、トランプ米大統領がFRBに対し利下げと量的金融緩和の要望を出した事もプラス材料となり、急速に買い戻されたパラジウムは、結局プラス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、値動きなしの横ばい。買取では1gあたり5,287円(±0円)と、前日比変わらずとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/08 5287円 (±0円)
04/05 5287円 (-108円)
04/04 5395円 (-75円)
04/03 5470円 (+5円)
04/02 5465円 (+162円)
04/01 5303円 (+114円)
03/29 5189円 (-314円)
03/28 5503円 (-367円)
03/27 5870円 (-81円)
03/26 5951円 (+92円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,472円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:40現在の金相場は1トロイオンス1291.35ドル、パラジウムは1341.65ドル、為替は1$111円68銭前後の値動きで推移しております。