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2019年04月15日国内貴金属はまちまち↑↓金は小幅安に下振れた一方、パラジウムは上昇し反発。

【金相場】週末12日のNY金相場は、小動きな展開となる中、ドル安による割安感が意識され上昇。中心限月の6月限は1トロイオンス1295.20ドル(+1.90ドル)と、横ばい圏ながら小反発して取引きを終了。この日は外国為替市場ではドル売り・ユーロ買いが進行した事で、ドル建てで取引される金商品に割安感が生じたため、序盤より買いが先行した。また、前日は良好な雇用環境や物価の上振れを示す経済指標などを背景に下落していたことから、この日はその反動で買い戻しも入り、相場は早朝に一時1299.10ドルまで上昇し、1300ドル圏内まで浮上した。ただ、高値圏では利益確定の売りや週末要因に伴う持ち高調整の売りも出やすく、相場は次第に上げ幅を縮小。中国貿易統計が良好だった事や、米銀行大手の好決算などを受けて投資家のリスク選好意欲が高まる中、株価が上昇した半面、安全資産としての金買いは一服し午後は上値を重くした。

国内の金相場は、横ばい圏ながら小幅安で推移し続落。買取ベースでは1gあたり4,970円(-2円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

04/15  4970円 (-2円)

04/12  4972円 (-33円)

04/11  5005円 (+4円)

04/10  5001円 (+9円)

04/09  4992円 (+17円)

04/08  4975円 (-1円)

04/05  4976円 (+14円)

04/04  4962円 (+14円)

04/03  4948円 (+10円)

04/02  4938円 (+6円)

直近10日間の金相場平均価格:4,974円/g


【パラジウム相場】週末12日のNYパラジウム相場は、安値拾いの買い戻しや、リスク選好意欲の高まりを受けて上昇。中心限月の6月限は1トロイオンス1350.20ドル(+17.60ドル)と、プラス圏に反転し買い優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが出た前日相場の流れを引き継ぎ序盤は小安く推移した。しかし、その後は売り過剰から相場は次第にジリジリと上昇。ドル安による割安感が意識されたほか、中国や米国の経済指標で景気の底堅さが示され、投資家のリスク選好意欲が高まる中、米国株が堅調に推移した事も買い材料となり上げ幅を拡大した。途中、週末を控えて持ち高調整目的の売りも出たが、引き続き株高や他貴金属の上昇が支援材料となり、そのまま高値圏で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、買い優勢となった週末のNY相場を映して上昇。買取では1gあたり5,287円(+22円)と、プラス圏に転じ反発しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

04/15  5287円 (+22円)

04/12  5264円 (-43円)

04/11  5308円 (+21円)

04/10  5287円 (-21円)

04/09  5308円 (+21円)

04/08  5287円 (±0円)

04/05  5287円 (-108円)

04/04  5395円 (-75円)

04/03  5470円 (+5円)

04/02  5465円 (+162円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,336円/g


11:40現在の金相場は1トロイオンス1290.65ドル、パラジウムは1345.90ドル、為替は1$112円01銭前後の値動きで推移しております。