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2019年04月19日国内貴金属は金を除いて上昇↑金は小幅安に振れた一方、パラジウムは一段高へ。

【金相場】18日のNY金相場は、ユーロ安・ドル高が重しとなり小幅安の展開に。中心限月の6月限は1トロイオンス1276.00ドル(-0.80ドル)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を下げ、4営業日続落して取引きを終了。この日発表された4月のユーロ圏総合PMI(購買担当者景況指数)は前月から低下し、3カ月ぶりの低水準となった。この低調な指標を受けて欧州経済の先行き懸念が再燃、安全資産とされる金は未明から買いが優勢となり一時プラス圏に浮上した。しかしその後は、外国為替市場では低調なユーロ圏経済指標と堅調な米経済指標を背景にユーロ安・ドル高が進行。ドル建てで取引される金に割高感が生じたほか、米国と中国が通商協議で合意に近づきつつあるとの観測が広がっている事も圧迫材料となり、次第に相場はマイナス圏に沈下した。ただ、聖金曜日の祝日を前に持ち高調整目的の買い戻しが入った事で下値は底堅く、下げ渋って取引きを終えた。

国内の金相場は、NY相場の値動きを映して小幅安。買取ベースでは1gあたり4,916円(-2円)と、横ばいながら小安く推移し4日続落となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

04/19  4916円 (-2円)

04/18  4918円 (-11円)

04/17  4929円 (-36円)

04/16  4965円 (-5円)

04/15  4970円 (-2円)

04/12  4972円 (-33円)

04/11  5005円 (+4円)

04/10  5001円 (+9円)

04/09  4992円 (+17円)

04/08  4975円 (-1円)

直近10日間の金相場平均価格:4,964円/g


【パラジウム相場】18日のNYパラジウム相場は、ユーロ圏の景気減速懸念を受けて戻りを売られる場面も見られたが、株高などを背景に押し目を買われて急伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1398.50ドル(+19.90ドル)と、2日相場(約2週間)ぶりの高値に戻し、1400ドル圏内に再浮上して取引きを終了。この日のパラジウムは、急騰した前日相場の反動から序盤は利確売りが先行し安寄りした。また、4月のユーロ圏総合PMI(購買担当者景況指数)や、独製造業購買担当者景気指数(PMI)が冴えない結果となった事から、景気減速懸念が意識されたほか、外国為替市場ではユーロ安・ドル高が進んだ事も圧迫材料となった。ただ、売りが一巡すると買い戻しに反転。米中貿易協議に対する楽観的見方が広がってる事や、堅調な米国株が意識されプラス圏に浮上すると、押し目買いも入って一時1410.40ドルまで急騰するなど上げ幅を拡大した。

国内のパラジウムは、引き続き堅調となったNY相場を映して急伸。買取では1gあたり5,513円(+116円)と、上げ幅を拡大。月初来高値を抜いて、先月27日相場以来およそ3週間ぶりの高値に値戻しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

04/19  5513円 (+116円)

04/18  5384円 (+162円)

04/17  5222円 (-32円)

04/16  5254円 (-33円)

04/15  5287円 (+22円)

04/12  5264円 (-43円)

04/11  5308円 (+21円)

04/10  5287円 (-21円)

04/09  5308円 (+21円)

04/08  5287円 (±0円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,312円/g


13:00現在の金相場は1トロイオンス1279.55ドル、パラジウムは1412.80ドル、為替は1$111円95銭前後の値動きで推移しております。