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2019年05月16日国内金相場は横ばいながら小幅続落したほか、パラジウムもマイナス圏に転じ反落↓

【金相場】15日のNY金相場は、貿易摩擦が激化している中国と米国の景気先行き懸念を背景に、安全資産として買われ小反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1297.80ドル(+1.50ドル)と、横ばいながら小幅高に転じて取引きを終了。中国国家統計局が15日発表した4月の小売売上高と鉱工業生産がともに弱い内容だったことに加え、朝方に発表された米国の小売売上高と鉱工業生産の統計も振るわなかった。これを受けて、貿易戦争の長期化で両国経済が減速するのではないかとの懸念が広がる中、安全資産としての金買いが先行した。ただその後、米政権が輸入自動車への追加関税発動に関する大統領判断を最大6カ月延期する方向で議論を進めているとの報が流れたことから、投資家のリスク選好意欲が回復し、米国株式相場が上昇に転じる中、金は上値を重くし結局小幅高で取引きを終えた。

国内の金相場は、横ばい圏ながら小幅安で推移し続落。買取ベースでは1gあたり4,889円(-6円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

05/16  4889円 (-6円)

05/15  4895円 (-10円)

05/14  4905円 (+37円)

05/13  4868円 (+3円)

05/10  4865円 (+2円)

05/09  4863円 (-20円)

05/08  4883円 (-16円)

05/07  4899円 (-10円)

04/26  4909円 (-20円)

04/25  4929円 (+30円)

直近10日間の金相場平均価格:4,891円/g


【パラジウム相場】15日のNYパラジウム相場は、売りが先行後、米大統領が自動車輸入に対する関税発動を延期する計画が伝えられると、買い戻され下げが一服。中心限月の6月限は1トロイオンス1332.90ドル(-0.10ドル)と、ほぼ横ばいで取引きを終了。中国が15日発表した4月の小売売上高と鉱工業生産がそれぞれ低調な内容だったほか、この日発表された米国の小売売上高と鉱工業生産の統計も冴えない結果だった事から、貿易戦争の長期化で両国経済が減速するのではないかとの懸念が広がり、パラジウムは一時1300ドルを割り込むなど売りが先行した。しかしその後にトランプ米大統領が、欧州輸入車に対する関税実施を6か月延期する意向を示したことから、パラジウムは買い戻しが入り相場は急反発。株式相場の上昇も意識され、前日終値水準まで戻して取引きを終えた。

国内のパラジウムは、横ばいながら小幅安に転じたNY相場を映して反落。買取では1gあたり5,044円(-10円)と、本日はマイナス圏での値動きとなりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

05/16  5,044円 (-10円)

05/15  5,054円 (+54円)

05/14  5,000円 (-87円)

05/13  5,087円 (+119円)

05/10  4968円 (-38円)

05/09  5006円 (-27円)

05/08  5033円 (-81円)

05/07  5114円 (-318円)

04/26  5432円 (-27円)

04/25  5459円 (+97円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,120円/g


12:15現在の金相場は1トロイオンス1299.45ドル、パラジウムは1331.60ドル、為替は1$109円49銭前後の値動きで推移しております。