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【金相場】週末7日のNY金相場は、冴えない内容となった米雇用統計を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に利下げに踏み切るとの見方が強まり8営業日続伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1346.10ドル(+3.40ドル)と、年初来高値を付けた2月20日相場以来およそ3ヶ月半ぶりの高値で取引きを終了。米労働省が7日発表した5月の雇用統計では、非農業部門の就業者数の伸びが前月から大幅に減速したほか、賃金の伸びも予想を下回るなど低調な結果に。これを受けて、外国為替市場では主要通貨に対してドルが売られ、ドルの代替投資先とされる金商品が買われ上げ幅を拡大した。また、FRBによる利下げ観測が強まり、金利が付かない金に資金流入が続くとの見方が相場を押し上げ相場は一時1352.70ドルと、中心限月では昨年4月中旬以来の高値まで値を伸ばす場面もあった。その後、買い一巡後は、最近の上昇で高値警戒感が強まっていることや、米国株式の上昇から利食い売りの動きもあり、上げ幅を縮小するもの下値は堅く、この日も買い優勢で引けた。堅調となった8日間の上げ幅は+69ドル(+5.1%)となった。
国内の金相場は、8連騰となった週末のNY相場を映して上伸。買取ベースでは1gあたり4,985円(+10円)と、直近では最長の8営業日続伸。8日間の上げ幅は+164円(+3.3%)となり、前日同様4月11日相場以来およそ2ヶ月ぶりの高値となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
06/10 4985円 (+10円)
06/07 4975円 (+11円)
06/06 4964円 (+19円)
06/05 4945円 (+11円)
06/04 4934円 (+49円)
06/03 4885円 (+28円)
05/31 4857円 (+28円)
05/30 4847円 (+8円)
05/29 4821円 (-38円)
05/28 4859円 (+16円)
直近10日間の金相場平均価格:4,905円/g
【パラジウム相場】週末7日のNYパラジウム相場は、低調な米雇用統計を受けドル安が加速したほか、米国株が堅調に推移した事が好材料となり上伸。中心限月の9月限は1トロイオンス1356.00ドル(+6.90ドル)と、前日相場同様に月初来高値を抜いて、先月30日相場以来およそ1週間ぶりの高値で取引きを終了。この日発表された5月の雇用統計では、非農業部門の就業者数の伸びが前月から大幅に減速したほか、賃金の伸びも予想を下回るなど冴えない内容となった。これを受けて、外国為替市場ではドル売りが進み、ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に買いが先行した。また、米国の利下げ観測から、株式相場が堅調となった事も意識され上げ幅を拡大。相場は一時1370ドル近辺まで買われ、中心限月では4月30日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値水準まで値を伸ばす場面もあった。ただ、その後は週末を控えて利益を確定する動きやドル安一服を受けて、やや上値を重くした。
国内のパラジウムは、買い優勢となった週末のNY相場を映して上伸。買取では1gあたり5,076円(+49円)と、月初来高値(5月31日相場ぶり)を抜いて堅調推移となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/10 5,076円 (+49円)
06/07 5,027円 (+70円)
06/06 4,957円 (-54円)
06/05 5,011円 (+59円)
06/04 4,952円 (-11円)
06/03 4,963円 (-167円)
05/31 5,130円 (+38円)
05/30 5,092円 (+32円)
05/29 5,060円 (±0円)
05/28 5,060円 (+38円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,033円/g
11:40現在の金相場は1トロイオンス1330.85ドル、パラジウムは1355.90ドル、為替は1$108円51銭前後の値動きで推移しております。