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【金相場】週末14日のNY相場は、地政学的リスクの高まりから買い地合いが継続。中心限月の8月限は1トロイオンス1344.50ドル(+0.80ドル)と、横ばい圏ながら小幅高に振れ、4営業日続伸して取引きを終了。米中「貿易戦争」の長期化懸念や、米イラン間の軍事的緊張などを背景にリスク回避姿勢が強まり、金は安全資産として買われ序盤より堅調となった。また、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が広がっていることも、引き続き金利を生まない資産である金には支援材料となり上げ幅を拡大。相場は未明に一時1362.20ドルと一段高となった。ただ、米商務省が朝方に発表した小売売上高がまずまず堅調な内容だったことから、外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが進行。ドル建てで取引される金商品に割高感が生じたため、相場は徐々に上げ幅を縮小した。
国内の金相場は、横ばい圏ながら小幅に値を下げ反落。買取ベースでは1gあたり5,001円(-5円)と、4営業日ぶりに名を下げ、上値追いが一服となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
06/17 5001円 (-5円)
06/14 5006円 (+28円)
06/13 4978円 (+20円)
06/12 4958円 (+1円)
06/11 4957円 (-28円)
06/10 4985円 (+10円)
06/07 4975円 (+11円)
06/06 4964円 (+19円)
06/05 4945円 (+11円)
06/04 4934円 (+49円)
直近10日間の金相場平均価格:4,970円/g
【パラジウム相場】週末14日のNYパラジウム相場は、供給逼迫への警戒感や、テクニカル要因から買い地合いが継続し直近では最長の7営業日続伸。中心限月の9月限は1トロイオンス1461.50ドル(+23.30ドル)と、3月26日相場以来およそ2ヶ月半ぶりの高値で取引きを終了。前日には大台の1400ドルを突破した事から、この日は時間外取引きより買いが入りやすく序盤より堅調に推移した。また、発表された米国の小売売上高が強気の数字と解釈され上げ幅を拡大。供給逼迫への警戒感や、テクニカルな買いが入って相場は午後にかけて一段高となった。その後、ドル高の進行やリスク回避目的から株安となるも、強気な姿勢は崩れずこの日も価格水準を切り上げて取引きを終えた。この日を含め上昇した7日間の上げ幅は+134.20ドル(+9.2%)となった。
国内のパラジウムは、一段高となった週末のNY相場を映して7営業日上伸。買取では1gあたり5,432円(+59円)と、4月25日相場以来およそ2ヵ月ぶりの高値となり、5,400円台にのせるなど引き続き価格水準を切り上げる展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/17 5,432円 (+59円)
06/14 5,373円 (+103円)
06/13 5,265円 (+76円)
06/12 5,189円 (+43円)
06/11 5,146円 (+70円)
06/10 5,076円 (+49円)
06/07 5,027円 (+70円)
06/06 4,957円 (-54円)
06/05 5,011円 (+59円)
06/04 4,952円 (-11円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,143円/g
11:05現在の金相場は1トロイオンス1342.65ドル、パラジウムは1444.85ドル、為替は1$108円63銭前後の値動きで推移しております。