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2019年06月25日金相場は4年5カ月ぶりの高値を記録↑また、パラジウムも上げ幅を拡大し一段高へ。

【金相場】週明け24日のNY金相場は、米国の利下げ観測や、米・イラン2国間の対立激化に対する懸念などを背景に買いが旺盛となり3日上伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1418.20ドル(+18.10ドル)と、中心終値では2013年8月28日相場以来およそ5年10ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。トランプ米大統領は22日、米無人機を撃墜したイランを非難し「大規模な追加制裁を24日に発動する」と表明。また、米紙ニューヨーク・タイムズは、米国がイランの情報機関や複数のコンピューター・システムを対象にサイバー攻撃を仕掛けていたと報じた。このため、市場は両国の対立が一層深刻化し、軍事衝突に発展するリスクを警戒。金商品は安全資産としての側面から引き続き買いを集め上伸した。また、外国為替市場では、米国の早期利下げ観測の強まりを背景にドルがユーロに対して軟調に推移。ドル建ての金は割安感にも後押しされ、相場は一時1421.00ドルの高値を記録する場面もあった。

国内の金相場は、週明けのNY相場がおよそ5年10ヵ月ぶりの高値を記録するなど一段高となった事から、6日続伸し上げ幅を拡大。買取ベースでは1gあたり5,255円(+65円)と、2015年1月23日相場以来およそ4年5ヶ月ぶりの高値を記録し、現在一段高での値動きとなっております。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

06/25  5255円 (+65円)

06/24  5190円 (+55円)

06/21  5135円 (+89円)

06/20  5046円 (+20円)

06/19  5026円 (+23円)

06/18  5003円 (+2円)

06/17  5001円 (-5円)

06/14  5006円 (+28円)

06/13  4978円 (+20円)

06/12  4958円 (+1円)

直近10日間の金相場平均価格:5,060円/g


【パラジウム相場】週明け24日のNYパラジウム相場は、テクニカルな買いや、他貴金属の上昇、ドル安・株高を背景に買い地合いが継続し上げ幅を拡大。中心限月の9月限は1トロイオンス1528.60ドル(+29.00ドル)と、大台の1500ドルを突破し、中心終値では3月25日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、堅調となった前週末相場の流れを引き継ぎ、序盤より買いが先行した。また、 金が一段高となった事が意識されたほか、ドル安の進行、株式相場の上昇が追い風となり1500ドルを超えた後は、テクニカルな買いも巻き込み一気に上げ幅を拡大した。

国内のパラジウムは、急騰したnY相場を受けて上げ幅を拡大。買取では1gあたり5,681円(+108円)と、5,600円台に浮上し、3月27日相場以来およそ3ヵ月ぶりの高値を連日で更新するなど、価格水準を切り上げる展開となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

06/25  5,681円 (+108円)

06/24  5,573円 (+81円)

06/21  5,492円 (-65円)

06/20  5,557円 (+17円)

06/19  5,540円 (+108円)

06/18  5,432円 (±0円)

06/17  5,432円 (+59円)

06/14  5,373円 (+103円)

06/13  5,265円 (+76円)

06/12  5,189円 (+43円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,453円/g


11:45現在の金相場は1トロイオンス1426.85ドル、パラジウムは1533.25ドル、為替は1$107円10銭前後の値動きで推移しております。