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2019年07月09日国内貴金属は値動きがなかったパラジウムを除いて軒並み堅調に推移↑

【金相場】週明け8日のNY金相場は、全体的に方向感に乏しい展開となり横ばい推移。中心限月の8月限は1トロイオンス1400.00ドル(-0.10ドル)と、小幅安で取引きを終了。中東の地政学的リスクの高まりや、米株式相場の下落を背景に、投資家のリスク回避姿勢が強まり、安全資産としての金買いが入った。一方で、米利下げに対する過度の期待が後退する中で売りも出やすく、上値が抑えられる展開となった。10日-11日に行われる米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言を控えて、様子見ムードも広がっているほか、売り買いの材料を欠き、この日は全体的に方向感のない値動きとなった。

国内の金相場は、横ばい圏ながら小幅高に振れ上昇。買取ベースでは1gあたり5,214円(+9円)と、4営業日ぶりに値を上げ反発しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

07/09  5214円 (+9円)

07/08  5205円 (-37円)

07/05  5242円 (-6円)

07/04  5248円 (-33円)

07/03  5281円 (+126円)

07/02  5155円 (-21円)

07/01  5176円 (-53円)

06/28  5229円 (+14円)

06/27  5215円 (+7円)

06/26  5213円 (-42円)

10日間の金相場平均価格:5,218円/g


【パラジウム相場】週明け8日のNYパラジウム相場は、ドル高や株安を背景に売りが優勢となり続落。中心限月の9月限は1トロイオンス1558.20ドル(-6.00ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日は、時間外取引きでは押し目を買われ序盤は買いが先行した。ただ、株式相場が軟調となったほか、外国為替市場ではドル高に振れた事で割高感が意識され、相場を圧迫された。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は10日に下院金融委員会で、翌11日には上院銀行委員会で、半年に一度の議会証言を行う。先週末の米雇用統計は、同国経済が引き続き軌道に乗っていることを示唆する内容だった。議長が米経済の状態と金融政策について、どういった見解を示すかに市場の関心は集まっている。このほか、10日には米連邦公開市場委員会(FOMC、6月18-19日開催分)の議事要旨が公表、欧州中央銀行(ECB)は11日に議事要旨(6月5-6日分)を公表する予定で、全体的に様子見ムードが広がった。

国内のパラジウムは、値動きなしの横ばい推移。買取では1gあたり5,810円(±0円)と、前日比変わらずとなり、約3か月半(3月27日相場)ぶりの価格水準で高止まりとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

07/09  5,810円 (±0円)

07/08  5,810円 (+37円)

07/05  5,773円 (-27円)

07/04  5,800円 (+38円)

07/03  5,762円 (+22円)

07/02  5,740円 (+27円)

07/01  5,713円 (-54円)

06/28  5,767円 (+135円)

06/27  5,632円 (+27円)

06/26  5,605円 (-76円)

10日間のパラジウム相場平均価格:5,741円/g

10:45現在の金相場は1トロイオンス1395.80ドル、パラジウムは1556.40ドル、為替は1$108円84銭前後の値動きで推移しております。