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【金相場】11日のNY金相場は、発表された米経済指標を受け、ドル高に振れた事か相場を圧迫され反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1406.70ドル(-5.80ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。パウエルFRB議長のハト派的な発言を材料に、前日には買いの勢いが強まり上昇。引け後の時間外取引でも堅調地合いを引き継ぎ、相場は一時1429.40ドルまで買われた。一方、発表された6月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことから、過剰な利下げ観測が一服。外国為替市場では主要通貨に対するドル売りが縮小したほか、利益確定を目的とした売りが出た事で、午後にはマイナスサイドに反転する展開となった。
国内の金相場は、ドル高や利確売りに押されたNY相場を映して反落。買取ベースでは1gあたり5,250円(-50円)と、前日に記録した史上最高値から後退し、4営業日ぶりに反落しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
07/12 5250円 (-50円)
07/11 5300円 (+74円)
07/10 5226円 (+12円)
07/09 5214円 (+9円)
07/08 5205円 (-37円)
07/05 5242円 (-6円)
07/04 5248円 (-33円)
07/03 5281円 (+126円)
07/02 5155円 (-21円)
07/01 5176円 (-53円)
10日間の金相場平均価格:5,230円/g
【パラジウム相場】11日のNYパラジウム相場は、良好な米経済指標を受け過度な利下げ観測が緩んだほか、ドル安一服、利益確定売りに押され反落。中心限月の9月限は1トロイオンス1559.10ドル(-29.00ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。前日にはFRBパウエル議長が議会証言で、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに前向きな姿勢を示した事を受け、パラジウムは史上最高値を更新して引けるなど一段高の様相となっていた。また、時間外取引でもドル安進行を背景に、買い地合いが継続しジリジリと上げ幅を拡大。相場は一時1600.50ドルを付けるなど、大台の1600台を突破し一代高値を記録した。ただ、通常取引きに入るとドル安が一服した事から、相場は次第に上げ幅を縮小。発表された6月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことから、過剰な利下げ観測が和らいだ事や、前日の急騰に対する利益確定売りも出やすかった事もあって、その後はマイナス圏に沈下した。
国内のパラジウムは、ドル高や利確売りに押されたNY相場を映して反落。買取では1gあたり5,816円(-86円)と、前日の急騰から一服し、本日はマイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/12 5,816円 (-86円)
07/11 5,902円 (+113円)
07/10 5,789円 (-10円)
07/09 5,810円 (±0円)
07/08 5,810円 (+37円)
07/05 5,773円 (-27円)
07/04 5,800円 (+38円)
07/03 5,762円 (+22円)
07/02 5,740円 (+27円)
07/01 5,713円 (-54円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,792円/g
11:10現在の金相場は1トロイオンス1413.55ドル、パラジウムは1557.80ドル、為替は1$108円36銭前後の値動きで推移しております。