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【金相場】25日のNY金相場は、ECB金利据え置きで買いが縮小し反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1414.70ドル(-8.90ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。市場が想定するほど欧米中銀が大幅な金融緩和に動かないとの思惑が広がり、金市場に資金流入が続くとの見方が後退した。25日の欧州中央銀行(ECB)の理事会の声明は金融緩和観測を強めたが、その後ドラギ総裁は会見で「景気後退のリスクは極めて小さい」などと声明。市場は金融緩和期待を高めすぎたこともあり、過度な緩和期待がやや弱まった。25日発表の6月の米耐久財受注額が市場予想以上に伸び、米連邦準備理事会(FRB)が大幅な利下げに動きにくいとの観測にもつながり、ドルが上昇する中で金は相場を圧迫された。
国内の金相場は、売りが優ったNY相場を映して反落。買取ベースでは1gあたり5,291円(-7円)と、横ばい圏ながら小幅に値を下げ、小反落しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
07/26 5291円 (-7円)
07/25 5298円 (+28円)
07/24 5270円 (-7円)
07/23 5277円 (-4円)
07/22 5281円 (-41円)
07/19 5322円 (+33円)
07/18 5289円 (+60円)
07/17 5229円 (-25円)
07/16 5254円 (+4円)
07/12 5250円 (-50円)
10日間の金相場平均価格:5,276円/g
【パラジウム相場】25日のNYパラジウム相場は、ドル高に圧迫されマイナス圏に反転。中心限月の9月限は1トロイオンス1533.90ドル(-4.60ドル)と、売り優勢で取引きを終了。欧州中央銀行(ECB)理事会後のユーロ高を受けて、パラジウムは他貴金属同様に買いが先行し地合いを引き締めた。ただ、日中取引では、発表された6月米耐久財受注が強い内容となり、ドル高に振れたことを受けて戻りを売られてマイナス圏に沈下した。
ECBドラギ総裁は会見でユーロ圏がリセッションに陥るリスクは低いとコメント。景気テコ入れのため直ちに緩和策を導入するとの一部の期待は裏切ったものの、大規模な追加金融緩和がなお必要だとの見方は強調した。
国内のパラジウムは、ドル高・利確売りに押されたNY相場を映してマイナス圏へ反転。買取では1gあたり5,692円(-16円)と、4営業日ぶりに反落しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/26 5,692円 (-16円)
07/25 5,708円 (+16円)
07/24 5,648円 (+16円)
07/23 5,632円 (+54円)
07/22 5,578円 (-27円)
07/19 5,605円 (-76円)
07/18 5,681円 (+6円)
07/17 5,675円 (-114円)
07/16 5,789円 (-27円)
07/12 5,816円 (-86円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,682円/g
17:20現在の金相場は1トロイオンス1426.55ドル、パラジウムは1533.70ドル、為替は1$108円66銭前後の値動きで推移しております。