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【金相場】月初1日のNY金相場は、FOMC後のドル高を受け相場を圧迫された。中心限月の12月限は1トロイオンス1432.40ドル(-5.40ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日の金相場は、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が利下げサイクルの開始を否定し、ドル高に振れたことを受け時間外取引より安寄りし軟調となった。その後日中取引では、発表された米ISM製造業景気指数が、低調な内容となった事を受けて下げ一服の展開となった。
ただ、通常取引終了後の時間外取引では、トランプ米大統領の対中追加関税の発動表明を受け、リスク回避目的で買われやすい金商品は大幅反発。一時1458.2ドルと2013年5月以来、6年3カ月ぶりの高値を付け買い戻される展開となった。トランプ大統領は3000億ドル相当の中国製品に対し10%の制裁関税を課す(9月1日より発動)と発表し、米中貿易摩擦の悪化が懸念された。
国内の金相場は、引け後に買い戻されたNY相場を映して上昇。買取ベースでは1gあたり5,318円(+37円)と、プラス圏に転じ反発しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
08/02 5318円 (+37円)
08/01 5281円 (-57円)
07/31 5338円 (+3円)
07/30 5335円 (+34円)
07/29 5301円 (+10円)
07/26 5291円 (-7円)
07/25 5298円 (+28円)
07/24 5270円 (-7円)
07/23 5277円 (-4円)
07/22 5281円 (-41円)
10日間の金相場平均価格:5,299円/g
【パラジウム相場】月初1日のNYパラジウム相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル高進行や、米中貿易への先行き不安を背景に急落。中心限月の9月限は1トロイオンス1414.30ドル(-110.10ドル)と、6月12日相場(約1ヶ月半)ぶりの安値に戻して取引きを終了。前日引け後に公表されたFOMC声明が想定よりハト派だった事から、外国為替市場ではドル買いが台頭。パラジウムは時間外取引よりドル高に圧迫され安寄りした。また、前日の大幅反発に対する利確売りが出たほか、米中貿易摩擦への先行き不安、テクニカルな売りも出て、この日は約1ヶ月半ぶりの安値に沈下した。
国内のパラジウムは、大幅安に転じたNY相場を受けて軟調な展開に。買取では1gあたり5,330円(-335円)と、約1ヶ月半(6月13日相場)ぶりの安値に値戻すなど、最近の高値推移が一服する展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/02 5,330円 (-335円)
08/01 5,665円 (+6円)
07/31 5,659円 (-135円)
07/30 5,794円 (+108円)
07/29 5,686円 (-6円)
07/26 5,692円 (-16円)
07/25 5,708円 (+16円)
07/24 5,648円 (+16円)
07/23 5,632円 (+54円)
07/22 5,578円 (-27円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,639円/g
16:00現在の金相場は1トロイオンス1438.15ドル、パラジウムは1442.50ドル、為替は1$106円92銭前後の値動きで推移しております。