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【金相場】週末2日のNY金相場は、米中貿易摩擦の激化懸念が強まる中、安全資産としての買いを集め急反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1457.50ドル(+25.10ドル)と、3営業日ぶりに値を上げ、2013年5月以来およそ6年3カ月ぶりの高値を記録して取引きを終了。トランプ米大統領は1日、中国からの輸入品ほぼすべてに制裁関税を拡大する第4弾を9月1日に発動するとツイート。これを受け、中国外務省報道官は2日、対抗措置を講じなければならないと表明し、両国の貿易戦争激化への懸念が増大。両国の対立が世界経済に及ぼす影響を警戒し、安全資産とされる金商品は大きく上伸し、相場は一時1461.90ドルまで上昇した。2日朝に7月の米雇用統計が発表された後は、外国為替市場でドルがユーロに対して一時反転上昇。ドル建てで取引される金は割高感に押されて値を削る場面があったものの、これを安値拾いの機会と捉えた向きなどから押し目買いが入り、結局終値では6年3ヶ月(2013年5月)ぶりの高値で取引きを終えた。
国内の金相場は、円高要因から上げを消化され反落。買取ベースでは1gあたり5,278円(-40円)と、前営業日の上げを戻し、マイナス圏に反転しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
08/05 5278円 (-40円)
08/02 5318円 (+37円)
08/01 5281円 (-57円)
07/31 5338円 (+3円)
07/30 5335円 (+34円)
07/29 5301円 (+10円)
07/26 5291円 (-7円)
07/25 5298円 (+28円)
07/24 5270円 (-7円)
07/23 5277円 (-4円)
10日間の金相場平均価格:5,299円/g
【パラジウム相場】週末2日のNYパラジウム相場は、米中間の貿易戦争激化に対する懸念を受けて売りが継続。中心限月の9月限は1トロイオンス1404.20ドル(-10.10ドル)と、6月11日以来およそ1ヶ月半ぶりの安値に戻して取引きを終了。米国の対中追加関税発動を受けて、前日には売りが優勢となり調整地合いとなっていたが、この日も時間外取引より軟調な展開となり安寄りした。また、ユーロ安や株安の進行も圧迫材料となったが、米長期金利が低下したほか、売り一巡後は安値拾いが入った事もあって、午後は下げ一服となった。
国内のパラジウムは、引き続き調整地合いとなったNY相場を映して続落。買取では1gあたり5,130円(-200円)と、6月10日相場(約2ヶ月)ぶりの安値に値戻す展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/05 5,130円 (-200円)
08/02 5,330円 (-335円)
08/01 5,665円 (+6円)
07/31 5,659円 (-135円)
07/30 5,794円 (+108円)
07/29 5,686円 (-6円)
07/26 5,692円 (-16円)
07/25 5,708円 (+16円)
07/24 5,648円 (+16円)
07/23 5,632円 (+54円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,594円/g
14:15現在の金相場は1トロイオンス1456.05ドル、パラジウムは1408.15ドル、為替は1$106円01銭前後の値動きで推移しております。