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【金相場】週明け19日のNY金相場は、株高など投資家のリスク回避ムードがやや緩和した事を受け続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1511.60ドル(-12.00ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。中国人民銀行(中央銀行)は17日、企業の借り入れコスト軽減と景気の後押しにつながる金利制度改革を公表。ドイツのショルツ財務相は18日、同国は将来の経済危機に「全力で」立ち向かう財政的な強さがあると述べ、最大500億ユーロの追加支出が可能と示唆した。主要国による景気支援策への期待が広がる中、世界経済の成長減速に対する過度の懸念が後退。安全資産とされる金商品は売りが優勢となった。米長期金利が小幅ながら上昇したことも圧迫材料となり、相場は一時1503.30ドルを付け、心理的な節目である1500ドル割れが目前に迫った。ただ、米欧など主要中銀の緩和的な金融政策が引き続き金利を生まない資産である金の支援材料となっているほか、米中貿易摩擦の行方をめぐる不透明感も安全資産としての金買いを後押し、売り一巡後は買い戻される展開となった。市場では、西部ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる経済政策シンポジウムで、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による講演を23日に控えて、全体的に様子見ムードが広がっている。
国内の金相場は、週明けのNY相場安を映して反落。買取ベースでは1gあたり5,478円(-32円)と、前日に記録した史上最高値から後退し、上値追い一服となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
08/20 5478円 (-32円)
08/19 5510円 (+41円)
08/09 5469円 (-18円)
08/08 5487円 (+87円)
08/07 5400円 (+48円)
08/06 5352円 (+74円)
08/05 5278円 (-40円)
08/02 5318円 (+37円)
08/01 5281円 (-57円)
07/31 5338円 (+3円)
10日間の金相場平均価格:5,391円/g
【パラジウム相場】週明け19日のNYパラジウム相場は、世界的な株高や投資家心理の改善を受けて急騰。中心限月の9月限は1トロイオンス1474.30ドル(+33.00)と、3営業日続伸し、中心終値では7月31日相場以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。世界景気の先行きや、米中貿易摩擦に対する過度な警戒感が和らぎ投資家心理が改善。主要な株式相場が軒並み上昇する中、パラジウムも序盤より買いが先行し上昇した。また、中国やドイツが景気支援策を示唆した事が好感されたほか、テクニカルな買いも入り上げ幅を拡大。相場は一時1480ドル近辺まで急伸するなど一段高となった。その後、ドル高を受けてやや上値を抑えられるも、終盤まで堅調地合いを維持し、そのまま高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、週明けのNY相場が一段高となった事を映して急伸。買取では1gあたり5,411円(+103円)と、3営業日続伸し、5,400円台に浮上。月初の1日相場(約3週間)ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/20 5,411円 (+103円)
08/19 5,308円 (+129円)
08/09 5,179円 (+6円)
08/08 5,173円 (-65円)
08/07 5,238円 (+81円)
08/06 5,157円 (+27円)
08/05 5,130円 (-200円)
08/02 5,330円 (-335円)
08/01 5,665円 (+6円)
07/31 5,659円 (-135円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,325円/g
13:45現在の金相場は1トロイオンス1497.80ドル、パラジウムは1473.75ドル、為替は1$106円57銭前後の値動きで推移しております。