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【金相場】連休明け3日のNY金相場は、米中貿易摩擦や米国経済指標の悪化を背景に買いが入り4営業日ぶりに急反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1555.90ドル(+26.50ドル)と、年初来高値を抜いて、中心終値では2013年4月11日相場以来およそ6年5ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。この日、米供給管理協会(ISM)が発表した8月ISM製造業景況指数が、予想に反して低調な結果となり米国経済の景気下振れが意識されたほか、株式相場の下落を受けて金への安全逃避の買いが活発となり序盤より買いが旺盛となった。また、通商問題などを巡って米中の対立が続いていることや、欧州連合(EU)離脱を巡る英国の政局混乱などを背景に、投資家のリスク回避姿勢が強まったことも相場を押し上げる要因となり、この日は一段高で取引きを終えた。
国内の金相場は、急騰したNY相場を映して一代高値を更新。買取ベースでは1gあたり5,631円(+58円)と、先月29日に付けた歴代高値を抜いて、史上最高値を更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
09/04 5631円 (+58円)
09/03 5573円 (±0円)
09/02 5573円 (+3円)
08/30 5570円 (-27円)
08/29 5597円 (±0円)
08/28 5597円 (+45円)
08/27 5552円 (-18円)
08/26 5570円 (+100円)
08/23 5470円 (-32円)
08/22 5502円 (-2円)
10日間の金相場平均価格:5,551円/g
【パラジウム相場】連休明け3日のNYパラジウム相場は、低調な米国経済指標や利益確定売りに押され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1535.20ドル(-4.00ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。米国ISMがこの日発表した8月製造業景況指数は、49.1と2016年8月以来の50割れとなったことから、同国の景気減速懸念が意識され売りが先行した。また、米国株式の下落や、米中貿易摩擦、英国の政局混乱などを背景に、投資家のリスク回避姿勢が強まったことも意識されたほか、前週末には4%を超える伸びを示していたことから、一部で利益を確定する動きも見られ軟調となった。ただ、売り一巡後は、ドル安進行による割安感や、堅調な他貴金属が好感され、下げ幅を縮小する展開となった。
国内のパラジウムは、引け後に買い戻されたNY相場を映してプラス圏での値動きに。買取では1gあたり5,616円(+16円)と、4営業日続伸し、前日同様8月1日相場(約1ヵ月)ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/04 5,631円 (+58円)
09/03 5,600円 (+6円)
09/02 5,594円 (+205円)
08/30 5,389円 (+27円)
08/29 5,362円 (-16円)
08/28 5,378円 (+10円)
08/27 5,368円 (+76円)
08/26 5,292円 (-140円)
08/23 5,432円 (+54円)
08/22 5,378円 (-49円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,441円/g
11:05現在の金相場は1トロイオンス1545.05ドル、パラジウムは1539.30ドル、為替は1$106円03銭前後の値動きで推移しております。