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2019年10月16日国内金相場はマイナス圏に反転した一方、パラジウムは7連騰し史上最高値を再更新↑

【金相場】15日のNY金相場は、投資家のリスク選好意欲の高まりを受け反落。中心限月12月限は1トロイオンス1483.50ドル(-14.10ドル)と、マイナス圏に転じて取り引きを終了。米国企業の決算発表シーズンが始まる中、一部金融大手の堅調な業績を受けて市場のリスク投資意欲が改善。米国株価が上げ幅を拡大する半面、安全資産としての金需要は縮小したほか、利益確定売りやドル高が圧迫材料となった。ただ、米中貿易協議をめぐっては、米国が「第1段階の合意」(トランプ米大統領)と成果を強調したのに対し、中国は詳細について一段の協議を持つことを望んでいるとの報が流れ、進展への期待感が一服。このため、売り一巡後は下げ渋る展開となった。 

国内の金相場は、売り優勢となったNY相場を映して反落。買取ベースでは1gあたり5,646円(-12円)と、前日の上げ幅を戻し、マイナス圏に転じました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

10/16  5646円 (-12円)

10/15  5658円 (+15円)

10/11  5643円 (-31円)

10/10  5674円 (+29円)

10/09  5645円 (+39円)

10/08  5606円 (-39円)

10/07  5645円 (-7円)

10/04  5652円 (+13円)

10/03  5639円 (+42円)

10/02  5597円 (+4円)

10日間の金相場平均価格:5,641円/g


【パラジウム相場】15日のNYパラジウム相場は、リスク選好意欲の高まりから買い地合いが継続し上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1696.60ドル(+9.60ドル)と、前日相場同様に史上最高値を記録して取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となり一段高となった前日相場の流れを引き継ぎ、時間外取引きより買いが先行した。また、決算発表シーズンを迎え、15日の米株式市場で主要株式指数が大きく上昇し、投資家のリスク選好意欲が向上。パラジウムも上げ幅を拡大し、相場は一時1700ドルを突破し1706.20ドルまで急伸した。その後、一部で利確売りが出た事や、ドル高に上値を抑えられるも、買い優勢地合いを維持し、この日も高値記録を更新して取引きを終えた。

国内のパラジウムは、連日で一代高値を更新するなど価格水準を切り上げたNY相場高を映して急伸。買取では1gあたり6,628円(+116円)と、初の6,600円台に乗せ、連日で史上最高値を更新する展開となりました。


《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

10/16  6628円 (+116円)

10/15  6512円 (+82円)

10/11  6430円 (+110円)

10/10  6320円 (+17円)

10/09  6303円 (+33円)

10/08  6270円 (+33円)

10/07  6237円 (+16円)

10/04  6221円 (-137円)

10/03  6358円 (+88円)

10/02  6270円 (-99円

10日間のパラジウム相場平均価格:6,355円/g


12:50現在の金相場は1トロイオンス1488.90ドル、パラジウムは1705.10ドル、為替は1$108円66銭前後の値動きで推移しております。