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2015年01月26日海外相場は上伸したものの、為替が円高に振れた事で国内パラジウムは反落↓

先週末23日のNYパラジウム相場は続伸。中心限月の3月限は1トロイオンス774.10ドル(+1.80ドル)と、小幅ながら値を上げ2営業日続伸して取り引きを終了。この日の貴金属市場はパラジウムを除いて軟調に推移。パラジウムは前日発表された欧州中央銀行(ECB)の量的緩和策が好感され序盤より堅調に推移。その後、ドルがユーロに対して上昇したことから割高感が生じた事や、金・プラチナなど他貴金属が軟調に推移した値動きを眺めて売りが優勢となり一時770ドルを割り込む場面もあったが、米の経済指標が良好な内容となった事や、安値拾いの買いが入った事が支援材料となり相場は再び上昇。引けにかけて再びプラス圏に戻し、結局小幅高で週末の取引きを終えた。25日に行われたギリシャ総選挙結果は、緊縮財政に反対するツィプラス党首率いる急進左派連合(SYRIZA)が圧勝。国際的な金融支援と引き換えに課された緊縮策への国民の反発がSYRIZAの追い風となり、サマラス首相の新民主主義党(ND)を大きく引き離して第1党の座を確保する見通しとなった。選挙前に与党サマラス首相はSYRIZAが政権を奪取すれば、ユーロ離脱のリスクがあると繰り返し警告していただけに、市場は今後の政権方針に注視している。

19日を除いた週間4営業日のパラジウムは値を上げた日が3日(20日・22・23日)、下げた日が1日(21日)と、前週の弱気相場から持ち直し週末終値(23日:774.10ドル)では、前週末終値(16日:754.30ドル)に対して1トロイオンス+19.80ドル(+2.5%)とプラスで越週。4営業日のパラジウム平均価格は1トロイオンス773.35ドルと、前週平均786.21ドルに対して-12.86ドル(-1.6%)となり、週間の値動きは以下の通り。

《NYパラジウム相場 先週の値動き(19日~23日)》

01/19   キング牧師生誕記念日のため休場。)

01/20   778.75ドル  (+24.45ドル)

01/21   768.25ドル  (-10.50ドル)

01/22   772.30ドル  (+4.05ドル)

01/23   774.10ドル  (+1.80ドル)
※前週末比:1トロイオンス+19.80ドル(+2.5%)

(4営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス773.35ドル)


国内のパラジウム相場は先週末の海外相場では小幅に値を伸ばしたものの、為替が円高に振れた事を映して反落。買取では1gあたり3,127円(前日比16円安)とマイナスに転じました。