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【金相場】10日のNY金相場は、米金融政策発表を控えた様子見や、米中協議を巡る報道が交錯し売り買いが交錯するも、ドル安による割安感から買いが優り3営業日ぶりに反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1468.10ドル(+3.20ドル)と、プラス圏に転じて取引きを終了。米政権による対中制裁関税第4弾の発動見送りで米中が調整していると伝わり、米中摩擦への懸念が薄れて時間外取引きでは売りが優勢となった。一方、米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長が「制裁関税の発動はまだテーブルの上にある」と述べたと伝わったこともあり、協議進展に対する不透明感から次第に金を買い戻す動きが活発化。加えて外国為替市場ではドル安に振れた事も割安感に繋がり、相場はプラス圏に反転した。ただ、買い一巡後は、翌11日の連邦公開市場委員会(FOMC)結果を見極めたいとした様子見ムードから薄商いとなり、小動きな展開となった。
国内の金相場は、買いが優ったNY相場を受けて上昇。買取ベースでは1gあたり5,590円(+25円)と、4営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
12/11 5590円 (+25円)
12/10 5565円 (±0円)
12/09 5565円 (-55円)
12/06 5620円 (-11円)
12/05 5631円 (+6円)
12/04 5625円 (+29円)
12/03 5596円 (-27円)
12/02 5623円 (+25円)
11/29 5598円 (+4円)
11/28 5594円 (-3円)
10日間の金相場平均価格:5,601円/g
【パラジウム相場】10日のNYパラジウム相場は、ドル安やテクニカル要因から買いが継続し5営業日続伸。中心限月の3月限は1トロイオンス1869.10ドル(+12.50ドル)と、連日で歴代高値を上抜いて、史上最高値を再更新して取引きを終了。国際貿易環境の速やかな改善は期待できないことや、米国の金融政策を見極める必要があることから、様子見ムードも広がり易かったが、需給バランスを意識した買いやドル安による割安感が意識され、パラジウムはこの日も序盤より堅調に推移。また、他貴金属の上昇やテクニカルな買いも入り、この日も最高値を更新して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、一代高値を記録したNY相場を映して一段高に。買取では1gあたり7,211円(+72円)と、初の7,200円を突破し大幅続伸。前日に続いて歴代高値を抜いて、史上最高値を再更新しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/11 7211円 (+72円)
12/10 7139円 (+27円)
12/09 7112円 (±0円)
12/06 7112円 (-5円)
12/05 7117円 (+71円)
12/04 7046円 (-16円)
12/03 7062円 (+16円)
12/02 7046円 (-11円)
11/29 7057円 (+66円)
11/28 6891円 (+94円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,089円/g
13:30現在の金相場は1トロイオンス1468.45ドル、パラジウムは1875.60ドル、為替は1$108円75銭前後の値動きで推移しております。