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2019年12月13日国内貴金属は軒並み値を上げ、パラジウムは価格水準を大幅に切り上げる展開に↑

【金相場】12日のNY金相場は、売り買いが交錯する中、小幅安に転じ3営業日ぶりに反乱。中心限月の3月限は1トロイオンス1472.30ドル(-2.70ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。前日パウエル議長が米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、利上げの必要性が低いとの認識を示していた。世界的な低金利環境が続き、金商品への資金流入が続くとの期待から、公表直後の時間外取引きでは買いが膨らみ上げ幅を拡大していた。一方、この日はトランプ米大統領が中国との通商合意に「極めて近い」とツイッターに投稿したことを受けて朝方に株価が上昇。その後、米中が通商協議で「第1段階」の原則合意に達したとする関係筋の情報が伝わった事から、米国主要株価指数が最高値を更新する中、金は売りに反転し相場を圧迫された。

国内の金相場は横ばいながら小幅高で推移し上伸。買取ベースでは1gあたり5,624円(+4円)と、3営業日続伸し、前日同様に先週5日相場(約1週間)ぶりの高値となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

12/13  5624円 (+4円)

12/12  5620円 (+30円)

12/11  5590円 (+25円)

12/10  5565円 (±0円)

12/09  5565円 (-55円)

12/06  5620円 (-11円)

12/05  5631円 (+6円)

12/04  5625円 (+29円)

12/03  5596円 (-27円)

12/02  5623円 (+25円)

10日間の金相場平均価格:5,606円/g


【パラジウム相場】12日のNYパラジウム相場は、米中貿易交渉が進展するとの期待感や、株高を背景に買いが膨らみ歴代高値を記録。中心限月の3月限は1トロイオンス1914.20ドル(+29.10ドル)と、直近では最長の7営業日続伸し、終値では史上初めて1900ドルを突破して取引きを終了。前日引け後に公表された米国FOMC結果を受け、パラジウムは時間外取引きより上げ幅を拡大し上昇していた。また、この日12日はトランプ米大統領が中国との通商合意に「極めて近い」と表明したことを受けて朝方に株価が上昇。その後も米中が通商協議で「第1段階」の原則合意に達したとする関係筋の情報が伝わり、主要株価は最高値を更新するなどリスク選好地合いからパラジウムも買い進められ一段高となった。このほか、不透明だった英国総選挙の見通しや、テクニカルな買いが入った事で、この日も史上最高値を記録して取引きを終えた。

国内のパラジウムは、暴騰したNY相場高を映し急伸。買取では1gあたり7,497円(+242円)と、一代高値を大幅更新。連日で史上最高値を記録し、急速に価格水準を切り上げる展開となりました。需給バランスやテクニカル要因から連日最高値を更新しているパラジウムは、今年に入って1gあたり+2,696円(+35.9%)と、なっております。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

12/13  7497円 (+242円)

12/12  7255円 (+44円)

12/11  7211円 (+72円)

12/10  7139円 (+27円)

12/09  7112円 (±0円)

12/06  7112円 (-5円)

12/05  7117円 (+71円)

12/04  7046円 (-16円)

12/03  7062円 (+16円)

12/02  7046円 (-11円)

10日間のパラジウム相場平均価格:7,160円/g


現在の金相場は1トロイオンス1471.55ドル、パラジウムは1937.45ドル、為替は1$109円58銭前後の値動きで推移しております。