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先週末30日のNY金相場は大幅反発。中心限月の4月限は1トロイオンス1279.20ドル(+23.30ドル)と、前日大きく値を下げた反動や、冴えない内容となった米のGDP(国内総生産)を背景に買われ、1日の上げ幅では2週間ぶりの大きさで取引きを終了。序盤の金相場は前日に大きく値を下げた反動から安値拾いの買いが入り堅調に推移。また、米商務省がこの日発表した2014年10~12月期の米実質国内総生産(GDP)速報値は前期比で年率2.6%増と、市場予想(3.2%増)を下回り低調な内容となった事から、米景気の先行きに対する楽観的な見方がやや後退し株式相場が下落する中、相対的にリスク回避姿勢から金は買われ上げ幅を拡大した。このほか、中国の旧正月を前に需要増加を見越した実需筋からの買いや、ロシア中央銀行が景気減速に歯止めをかける為、予想外の利下げを実施した事も相場の支援材料となった。その後発表された、個人消費支出の伸び率は前期の3.2%から4.3%に高まるなど良好な内容となったが、強基調は変わらずそのまま高値圏を維持してこの日の取引きを終えた。
今週5営業日の金相場は、値を上げた日が2日(27日・30日)、下げた日が3日(26日・28日・29日)と売りが優勢で推移。前週相場まで欧州中央銀行(ECB)による量的緩和観測や、ギリシャ選挙を控えリスク回避姿勢が台頭した事を背景に、22日には昨年8月15日相場以来およそ5ヶ月ぶりの高値を更新するなど一段高を記録した金は、今週に入り高値反動から利益確定売りに押され軟調に推移。また、27日-28日両日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明を受け、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを視野に政策運営をしている姿勢が改めて意識された事を受けて売り圧力が高まり調整された。週末(30日)のNY金相場は、前日の大幅安から切り返し大きく反発するも、終値では前週末(23日)比 1トロイオンス-13.40ドル(-1%)と、5週間ぶりに前週比マイナスで越週。5営業日(26日~30日) の金平均価格は1トロイオンス1278.42ドルと、前週平均比(20日~23日 :1295.30ドル)では、-16.88ドル(-1.3%)。月間全体では+8%と大きく上昇し、2012年1月以来およそ3年ぶりの上げ幅となった。
《NY金相場 先週の値動き(26日~30日)
01/26 1279.40ドル (-13.20ドル)
01/27 1291.70ドル (+12.30ドル)
01/28 1285.90ドル (-5.80ドル)
01/29 1255.90ドル (-30.00ドル)
01/30 1279.20ドル (+23.30ドル)
※前週末比:1トロイオンス-13.40ドル(-1%)
(5営業日の金平均価格:1トロイオンス1278.42ドル)
国内の金相場は先週末の海外相場が大きく値を上げた事を映し反発。買取ベースでは1gあたり5,168円(+42円)と、3営業日ぶりにプラスに転じました。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金相場は1トロイオンス1281.55ドル、為替は1$117円54銭前後の値動きで推移しております。