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【金相場】8日のNY金相場は、中東情勢の緊張がやや後退した事で売られ11営業日ぶりに反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1560.20ドル(-14.10ドル)と、前日に付けた約7年ぶり(2013年4月上旬以来)の高値からマイナス圏に転じて取引きを終了。イランは8日、革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官が米軍に殺害されたことに対する報復として、イラクにある駐留米軍基地2カ所を弾道ミサイル十数発で攻撃。これに対し、トランプ米大統領は国民向け演説で、「イランに強力な経済制裁を科す」と表明した一方で「軍事力は行使したくない」と報復攻撃を否定した。この発言を受けて中東情勢緊迫化に対する警戒感が後退し、安全資産として買われてきた金に売りが出た。また、前日には約7年ぶりの高値を付けるなど一段高となっていた事による利確売りや、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進み、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じたほか、米国株の上昇も売り材料となり、この日はマイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、リスクオフ一服の流れからNY相場が11営業日ぶりに反落した事を映しマイナス圏へ反転。買取ベースでは1gあたり5,955円(-106円)と、5営業日ぶりに値を下げ、前日に記録した歴代高値から後退し、上値追い一服となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
01/09 5955円 (-106円)
01/08 6061円 (+130円)
01/07 5931円 (+4円)
01/06 5927円 (+137円)
12/27 5790円 (+43円)
12/26 5747円 (-1円)
12/25 5748円 (+51円)
12/24 5697円 (+25円)
12/23 5672円 (+2円)
12/20 5670円 (±0円)
10日間の金相場平均価格:5,820円/g
【パラジウム相場】8日のNYパラジウム相場は、投資家心理の改善やテクニカル要因から買いが膨らみ急騰。中心限月の3月限は1トロイオンス2061.40ドル(+47.10ドル)と、6営業日続伸し、中心終値では連日で史上最高値を更新して取引きを終了。供給逼迫への先行き不安や、ドル安を背景に買いが進んだ前日相場の流れを引き継ぎ、この日のパラジウムは時間外取引より堅調となった。また、米国とイランの武力衝突の可能性が後退しリスク回避ムードが一服する中、株高に振れた事やテクニカルな買いが入り上げ幅を拡大。相場は一時2070ドル圏内まで急伸するなど一段高となった。昨年末から急速に相場水準を切り上げているパラジウムは、今年に入って全日2桁高で推移。5日間の上げ幅では+152.10ドル(+7%)と、前日7日には大台の2000ドルを突破し、連日で高値記録を更新するなど一段高での相場展開となっている。
国内のパラジウムは、大幅高となり記録的高値を更新したNY相場を映し急騰。買取では1gあたり8,052円(+346円)と、5営業日続伸し大台の8,000円台を突破。連日で歴代高値を上抜いて、史上最高値を再更新するなど価格水準を切り上げる展開となりました。
昨年末より急速に上げ幅を拡大しているパラジウムは、年初来より連日で史上最高値を更新。本日までに5連騰し、5日間の上げ幅では+814円と、率では+10%超となっております。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/09 8052円 (+346円)
01/08 7706円 (+11円)
01/07 7695円 (+121円)
01/06 7574円 (+259円)
12/27 7315円 (+77円)
12/26 7238円 (-22円)
12/25 7260円 (+71円)
12/24 7189円 (+83円)
12/23 7106円 (-336円)
12/20 7442円 (+39円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,458円/g
12:15現在の金相場は1トロイオンス1561.55ドル、パラジウムは2099.45ドル、為替は1$109円20銭前後の値動きで推移しております。