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【金相場】週明け13日のNY金相場は、中東情勢の過度な緊張が緩和されたことや、米長期金利の上昇、米国株高などを意識して、持高調整的な売りが優り反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1550.60ドル(-9.50ドル)と、マイナス圏に反転して取引きを終了。米中貿易協議「第1段階の合意」への署名を控え、複数の米メディアが13日午前、中国を対象とした「為替操作国」の認定の取り消しを報じた。中東情勢の緊迫化に対する懸念ひとまず落ち着く中、ここのところ安全資産として買われていた金は売りが優勢となった。また、米国金利の上昇や株高も金にとっては圧迫材料となった。ただ、米・イラン間の動向を引き続き注視しているほか、外国為替市場で午後にかけて対ユーロでドル安が進んだことで割安感が広がり、金相場の下値を支える要因となった。
国内の金相場は、週明けのNY相場を映して小幅安に。買取ベースでは1gあたり5,946円(-9円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
01/14 5946円 (-9円)
01/10 5955円 (±0円)
01/09 5955円 (-106円)
01/08 6061円 (+130円)
01/07 5931円 (+4円)
01/06 5927円 (+137円)
12/27 5790円 (+43円)
12/26 5747円 (-1円)
12/25 5748円 (+51円)
12/24 5697円 (+25円)
10日間の金相場平均価格:5,876円/g
【パラジウム相場】週明け13日のNYパラジウム相場は、中東の地政学リスクが後退したことに加え、株高などが好材料となり上げ幅を拡大。中心限月の3月限では1トロイオンス2079.10ドル(+6.20ドル)と、前週末10日に付けた歴代高値(2072.90ドル)を上抜き、史上最高値を再更新して取引きを終了。この日のパラジウムは、一代高値を更新した前週末10日相場の流れを引き継ぎ、時間外取引より買いが先行。欧州時間ではテクニカルな買いから上げ幅を拡大し、一時2098.50ドルと2100ドル圏内まで急騰した。その後、通常取引きに入ると、ドル高や他貴金属の下げを受けて利確売りに押されるも、中東の過度な地政学リスクが後退した事に加え、15日に米中が貿易協議の第1段階の合意の署名式を控え、両国の関係が修復するとの観測から、株高になるなどリスク選好意欲の高まりを背景にパラジウムも買い支えられ、結局この日もプラス圏で引けた。
テクニカル要因や需給バランスの観点から、パラジウムは連日で記録的な高値を付けるなど高騰中。昨年12月からの上げ幅では+254.40ドル(+12.2%)と、現在一段高で推移。
国内のパラジウムは、週末・週明けのNY相場が連日高値記録を更新し上げ幅を拡大した事を受け急伸。買取では1gあたり8,206円(+115円)と、7営業日続伸し、初の8,200円台を突破。昨年末から全日上昇し7日間の上げ幅は+968円(+11.79%)と、連日で史上最高値を更新しております。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/14 8206円 (+115円)
01/10 8091円 (+39円)
01/09 8052円 (+346円)
01/08 7706円 (+11円)
01/07 7695円 (+121円)
01/06 7574円 (+259円)
12/27 7315円 (+77円)
12/26 7238円 (-22円)
12/25 7260円 (+71円)
12/24 7189円 (+83円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,633円/g
12:30現在の金相場は1トロイオンス1545.85ドル、パラジウムは2081.65ドル、為替は1$110円07銭前後の値動きで推移しております。