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2020年01月17日国内金相場は3営業日ぶりに小反落した一方、パラジウムは10日続伸し9,000円圏内まで浮上↑

【金相場】16日のNY金相場は、良好な米国経済指標や株高などを背景に売られ反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1550.50ドル(-3.50ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日の金相場は、時間外取引では買いが先行し上昇した。しかし、その後発表された2019年12月の小売売上高が予想を上回ったほか、最新週の新規失業保険申請件数が市場予想を下回るなど、それぞれ良好な内容となった事から、金商品は次第に相場を圧迫され売りに反転した。また、米株式市場でダウ工業株30種平均が大きく上昇し、前日に付けた過去最高値を上回って推移したことや、外国為替市場ではドル買いが進んだ事も下押し材料となった。

国内の金相場は、NY相場の値動きを映して小反落。買取ベースでは1gあたり5,987円(-8円)と、3営業日ぶりに値を下げマイナス圏に転じました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

01/17  5987円 (-8円)

01/16  5995円 (+35円)

01/15  5960円 (+14円)

01/14  5946円 (-9円)

01/10  5955円 (±0円)

01/09  5955円 (-106円)

01/08  6061円 (+130円)

01/07  5931円 (+4円)

01/06  5927円 (+137円)

12/27  5790円 (+43円)

10日間の金相場平均価格:5,951円/g


【パラジウム相場】16日のNYパラジウム相場は、急騰した後に上値を抑えられるも、プラス圏で引け一代高値を更新。中心限月の3月限は1トロイオンス2177.80ドル(+12.70ドル)と、前日に続いて史上最高値を記録して取引きを終了。この日のパラジウムは、大幅高で引けた前日の堅調地合いを維持し序盤より買いが先行。テクニカルな買いや、需給バランスの観点から上げ幅を拡大し、欧州時間では一時2200ドルを突破し、歴代最高値の2244.80ドルを記録するなど急騰した。しかし買い一巡後は、ドル高に押された事や一部で利確売りが出た事で上昇が一服するも、米国株の最高値更新が下支えとなり、結局この日も一代高値を更新して引けた。
現在パラジウムは連日で史上最高値を更新するなど高騰中。昨年12月からの上げ幅では+353.10ドル(+16.2%)と、急速に価格水準を切り上げる結果となった。

国内のパラジウムは、引き続き高値記録を更新したNY相場高を映し急伸。買取では1gあたり8,949円(+171円)と、連日で価格水準を切り上げ昨年末27日から本日までに10連騰。9,000円圏内まで浮上し、10日間の上げ幅は+1,711円(+19.1%)と、現在一段高で推移しております。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

01/17  8949円 (+171円)

01/16  8778円 (+357円)

01/15  8421円 (+215円)

01/14  8206円 (+115円)

01/10  8091円 (+39円)

01/09  8052円 (+346円)

01/08  7706円 (+11円)

01/07  7695円 (+121円)

01/06  7574円 (+259円)

12/27  7315円 (+77円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,079円/g


15:00現在の金相場は1トロイオンス1559.75ドル、パラジウムは2238.90ドル、為替は1$110円22銭前後の値動きで推移しております。