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【金相場】週明け2日のNY金相場は小反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1276.90ドル(-2.30ドル)と、先週末に付けた高値反動から小幅に値を下げて取引きを終了。この日の金相場は、最近の高値反動から序盤より利益を確定する動きが出た事から軟調に推移。また、株式相場が上昇した事もあって、一時売り圧力が高まり1270ドルを割る場面もあったが、その後は米の経済指標(1月ISM製造業景況指数)が低調な内容となった事に反応し下げ幅を縮小。また、中国の製造業PMI結果が節目の50を割り込むなど経済成長の鈍化が意識された事や、先週末に発表された米の実質国内総生産(GDP)が予想に反して低水準な内容となった事が引き続き意識されるなど、世界景気の先行き不透明感からも金は買い戻された。ただ、プラス圏には届かず結局小幅安でこの日の取引きを終えた。
米供給管理協会(ISM)がこの日発表した1月の製造業総合景況指数は1年ぶりの低水準となり、製造業の伸び率鈍化を示した。
国内の金相場は週明けの海外相場安や、為替が円高に振れた事を映して反落。買取ベースでは1gあたり5,147円(-21円)と、マイナスに転じました。
《直近10営業日の金相場》
02/03 5147円 (-21円)
02/02 5168円 (+42円)
01/30 5126円 (-68円) ※最安値
01/29 5194円 (-42円)
01/28 5236円 (+34円)
01/27 5202円 (-35円)
01/26 5237円 (-61円)
01/23 5298円 (+66円) ※最高値
01/22 5232円 (-27円)
01/21 5259円 (+98円)
10日間の金平均価格相場:5,210円/g
【パラジウム相場】週明けの2日のNYパラジウム相場は2営業日続伸。中心限月の3月限は1トロイオンス788.00ドル(+15.60ドル)と、大きく値を伸ばして取引きを終了。序盤のパラジウムは先週末に発表された米のGDP(国内総生産)結果や、中国のPMI製造業結果が低水準な内容となった事から、世界景気の先行きに対して楽観的な見方がやや後退した事を背景に相場は下押された。また、この日発表された米の経済指標(1月製造業総合景況指数)が1年ぶりの低水準となった事や、金・プラチナなど他貴金属が軟調に推移したこともあり一時下げ幅を拡大するも、その後は売り過剰感から徐々に買い戻され下げ幅を縮小。また、堅調な米株式相場が好感された事や、ウクライナ情勢が再び悪化し緊迫化している事も警戒され、パラジウムは上げ幅を拡大。結局大幅高でこの日の取引きを終えた。
ウクライナ東部で2日、親ロシア派勢力が政府軍の支配地域に対する攻勢を強めた。双方が戦闘員をさらに増員する構えを示している事から情勢がより一層悪化するとの懸念が高まっている。米当局者は、1月31日の和平協議決裂後、戦闘が激化したことを受け、ウクライナ側への支援提供を検討していると明らかにした一方で、実質支援国であるロシアに対し米欧では更なる経済制裁を科すのではとの観測が高まった。
国内のパラジウムは海外相場が大きく上伸した事を映して反発。買取では1gあたり3,159円(+70円)と、3営業日ぶりにプラスへ転じ再び3,100円台へ値を戻しました。
《直近10営業日のパラジウム相場》
02/03 3159円 (+70円)
02/02 3089円 (-32円) ※最安値
01/30 3121円 (-70円)
01/29 3191円 (+54円) ※最高値
01/28 3137円 (0円)
01/27 3137円 (+10円)
01/26 3127円 (-16円)
01/23 3143円 (+43円)
01/22 3100円 (-48円)
01/21 3148円 (+65円)
10日間のパラジウム平均価格相場:3,135円/g
11:20現在の金相場は1トロイオンス1275.10ドル、パラジウムは790.35ドル、為替は1$117円24銭前後の値動きで推移しております。