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2020年01月23日国内貴金属は軒並み反発↑パラジウムは前日の下げを埋め最高値水準に再浮上。

【金相場】22日のNY金相場は、売りが先行するも通常取引で買い戻され下げ幅を縮小。中心限月の2月限は1トロイオンス1556.70ドル(-1.20ドル)と、小幅続落して取引きを終了。中国国家衛生健康委員会はこの日、新型のコロナウイルスによる肺炎について記者会見を開き、「ヒトからヒトに感染している」ことを確認。その上で、24日からの春節(旧正月)連休に備え、多くの人が集まる場所での換気や消毒、体温チェックなどを通じて拡散を抑制する対策を発表した。これを受けてリスク警戒ムードが和らぎ、中国市場では株価が下げ渋り、通貨人民元も落ち着いた値動きとなった。こうした中、時間外取引では安全資産とされる金商品への売りが先行したが、売り一巡後は安値拾いや新型肺炎による影響を見極めたいとの見方から、前日終値付近まで回復。その後は、今年最初の欧州中央銀行(ECB)の定例理事会を翌23日に控え、小幅な値動きでもみ合う展開となった。

国内の金相場は、プラス圏で推移し上昇。買取ベースでは1gあたり6,001円(+14円)と、反発し再度6,000円台に浮上しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

01/23  6001円 (+14円)

01/22  5987円 (-33円)

01/21  6020円 (+14円)

01/20  6006円 (+19円)

01/17  5987円 (-8円)

01/16  5995円 (+35円)

01/15  5960円 (+14円)

01/14  5946円 (-9円)

01/10  5955円 (±0円)

01/09  5955円 (-106円)

10日間の金相場平均価格:5,981円/g


【パラジウム相場】22日のNYパラジウム相場は、リスク選好意欲の高まりやテクニカルな買いが入り大幅高に。中心限月の3月限は1トロイオンス2335.60ドル(+102.90ドル)と、1日の上げ幅では過去最大となり、終値では史上初の2300ドルを突破して取引きを終了。中国の新型肺炎に対する警戒感が一服した事から、投資家のリスク選好意欲が高まりパラジウムは時間外取引きより買いが先行した。また、米国株が上昇スタートとなったほか、テクニカルな買いが入った事で相場は上げ幅を拡大。大台の2300ドル台にのせると一段と買いの勢いが増し、相場は一時2370ドル超まで急騰するなど価格水準を大幅に切り上げた。なお、通常取引終了後の時間外取引きでは一層上値追いの様相となり、相場は一時2420ドル超を記録した。
現在パラジウムは連日で史上最高値を更新するなど高騰中。昨年12月からの上げ幅では+510.90ドル(+21.8%)と、急速に価格水準を切り上げる展開となった。

国内のパラジウムは、大幅高となったNY相場を映し急反発。買取では1gあたり9,790円(+434円)と、前日の下げをほほ埋め戻し、再度最高値水準に切り返す展開となりました。昨年末から急速に上げ幅を拡大したパラジウムは、現在10,000円圏内で推移するなど高騰中。年初来の上げ幅は本日までに+2,475円(+25.2%)と、大幅に価格水準を切り上げる展開となっております。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

01/23  9790円 (+434円)

01/22  9356円 (-462円)

01/21  9818円 (+127円)

01/20  9691円 (+742円)

01/17  8949円 (+171円)

01/16  8778円 (+357円)

01/15  8421円 (+215円)

01/14  8206円 (+115円)

01/10  8091円 (+39円)

01/09  8052円 (+346円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,915円/g


12:15現在の金相場は1トロイオンス1560.25ドル、パラジウムは2406.80ドル、為替は1$109円65銭前後の値動きで推移しております。