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【金相場】週末24日のNY金相場は、新型肺炎の感染拡大への警戒感から、相対的に安全資産とされる金商品にリスク回避目的の買いが入り続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1571.90ドル(+6.50ドル)と、7日相場以来およそ2週間半ぶりの高値で取引きを終了。米国疾病対策センター(CDC)は24日午前、新型コロナウイルスによる肺炎をめぐり、米国内2人目の感染者が確認されたと発表。これまでに22州で63人が検査対象となっていたことも明らかになった。この報をきっかけに市場ではリスク回避志向が高まり、安全資産とされる金商品を買い戻す動きが活発化。米国株安や米長期金利の低下も買い材料となり、相場はプラス圏に浮上した。中国湖北省武漢市で発生した新型肺炎は、西部青海省とチベット自治区を除く全土に拡大。これまでの集計で、同国内の患者数は800人を超え、26人が死亡した。25日の春節(旧正月)前後には延べ30億人の移動が見込まれており、世界的な感染拡大への警戒感が強まっている。
国内の金相場は、買い優勢となったNY相場を映し反発。買取ベースでは1gあたり6,021円(+39円)と、プラス圏に転じ、直近高値を記録した8日相場以来およそ3週間ぶりの高値に値戻しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
01/27 6021円 (+39円)
01/24 5982円 (-19円)
01/23 6001円 (+14円)
01/22 5987円 (-33円)
01/21 6020円 (+14円)
01/20 6006円 (+19円)
01/17 5987円 (-8円)
01/16 5995円 (+35円)
01/15 5960円 (+14円)
01/14 5946円 (-9円)
10日間の金相場平均価格:5,991円/g
【パラジウム相場】週末24日のNYパラジウム相場は、供給逼迫を背景とした上昇局面にあるが、リスク回避志向の高まりや前日からの利確売りに押され続落。中心限月の3月限は1トロイオンス2316.30ドル(-12.70ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優勢となった前日相場の安値反動から買い戻しが入り、時間外取引きでは一時2394ドルを付けるなど上昇した。しかし買い一巡後は、新型肺炎の感染拡大への警戒感から、米国株式が下落するなどリスク回避志向が高まり、パラジウムも連れ安に。相場は上げ幅を縮小し次第にマイナス圏に反転した。
国内のパラジウムは、利確売りやリスク回避からNY相場が売り優勢となった事を映し続落。買取では1gあたり9,059円(-396円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/27 9059円 (-396円)
01/24 9455円 (-335円)
01/23 9790円 (+434円)
01/22 9356円 (-462円)
01/21 9818円 (+127円)
01/20 9691円 (+742円)
01/17 8949円 (+171円)
01/16 8778円 (+357円)
01/15 8421円 (+215円)
01/14 8206円 (+115円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,152円/g
14:15現在の金相場は1トロイオンス1583.55ドル、パラジウムは2289.45ドル、為替は1$109円08銭前後の値動きで推移しております。