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【金相場】週末31日のNY金相場は、利食い売りなどに押され小反落。中心限月4月限1トロイオンス1587.90ドル(-1.30ドル)と、小安く推移して取引を終了。金相場は前日に約7年ぶりの高値を更新していた反動から、この日は利食い売りが出やすかった。ただ、中国政府は31日、新型コロナウイルスによる肺炎で国内の感染者数が9692人、死者は213人に達したと発表。感染者は2002~03年に中国から大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の全世界合計を超えた。世界経済への悪影響懸念から米株相場が急落する中で、安全資産とされる金の下げ幅は抑えられる展開となったほか、外国為替市場でドルが対ユーロで下落したことも、ドル建てで取引される金の下値を支える要因となった。
国内の金相場は、時間外取引での海外相場の上昇を映しプラス圏で推移。買取ベースでは1gあたり6,036円(+27円)と、直近高値を更新した1月8日相場(6,061円)以来およそ1ヶ月ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/03 6036円 (+27円)
01/31 6009円 (-14円)
01/30 6023円 (+26円)
01/29 5997円 (-35円)
01/28 6032円 (+11円)
01/27 6021円 (+39円)
01/24 5982円 (-19円)
01/23 6001円 (+14円)
01/22 5987円 (-33円)
01/21 6020円 (+14円)
10日間の金相場平均価格:6,011円/g
【パラジウム相場】週末31日のNYパラジウム相場は利食い売りが圧迫要因となる場面も見られたが、売り一巡後は安値拾いの買いが入って上昇。中心限月の3月限は1トロイオンス2224.70ドル(+9.00ドル)と、4営業日続伸し、24日相場以来およそ1週間ぶりの高値に戻して取引を終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となった前日までの流れを引き継ぎ、相場は一時2253.60ドルを付けるなど堅調に推移した。その後、週末を控えた持ち高調整や、新型肺炎の警戒から米国株が下げ幅を広げる場面では連られる様相もあって上げ幅を縮小するも、ドル安要因や押し目買いなどが入って、結局買い優勢で引けた。
国内のパラジウムは、引け後に売られた海外相場安や円高要因からなんちょうに推移し続落。買取では1gあたり8,619円(-135円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/03 8619円 (-135円)
01/31 8754円 (-38円)
01/30 8792円 (+30円)
01/29 8762円 (-5円)
01/28 8767円 (-292円)
01/27 9059円 (-396円)
01/24 9455円 (-335円)
01/23 9790円 (+434円)
01/22 9356円 (-462円)
01/21 9818円 (+127円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,117円/g
14:00現在の金相場は1トロイオンス1585.90ドル、パラジウムは2224.55ドル、為替は1$108円50銭前後の値動きで推移しております。